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オープニング映像。
Shigekixは「BC One World Final 2020」で史上最年少優勝という偉業を成し遂げた。Shigekixの武器はパワームーブを次々と繰り出すテクニック。極めつけは音楽にハマるフリーズ。去年10月、オリンピックの出場権を勝ち取った。パリまでの半年間にShigekixが出場できる公式の国際大会はなく、Shigekixは練習に励んだ。カナダ代表Phil Wizard、アメリカ代表のVictorがライバル。去年の世界選手権準決勝でShigekixはPhil Wizardに敗れた。決勝ではPhil Wizardがに勝利したVictorが優勝した。Shigekixは日本代表コーチの石川にオリンピックの想定練習の映像を見てもらい、アドバイスを求めた。ことし2月の全日本選手権大会ベスト4でShigekixはこれまで負けたことのないISSINに敗れた。体力の限界が近づく中で迎えるベスト4でいかに爆発力を生み出せるかが鍵を握る。
Shigekixはこれまで自らプランを立てて体作りをしてきたが、今はパーソナルトレーナーの指導を仰いでいる。パリ五輪では予選から決勝までの15ラウンドを5時間半で戦い抜くため、専門家の意見を取り入れてトレーニングを一から見直すことにした。終盤なっても高いパフォーマンスを発揮できる体を作り上げようとしていた。Shigekixは練習環境にも変化を求め、ブレイキンの新チームを結成。これまで1人で練習を重ねてきたが、今はほぼ毎日チームメイトと練習をしている。周囲の意見に耳を傾け、新たな可能性を見出そうとしていた。ソロバトルの公式戦がない中、Shigekixはチームバトルの大会に積極的に参加した。Shigekixは昔から音楽とダンスの融合「Musicality」を意識している、ブレイキンを始めた当初は技を見せてるだけで僕が覆すしかないと思った、他のジャンルのダンサーからいろんなことを学んだと話した。
世界のライバルたちもオリンピックに向けて準備を進めていた。アメリカ代表Victorは「勝つために必要なことはわかってる」「オリンピックではまったく新しいヴィクターを見せられる」と話した。カナダ代表Phil Wizardは「自分の感覚を信じて踊れば最高の結果がついてくると信じてる、そのために最善の状態でいられるように常に準備している」と話した。6月、Shigekixは2回目のオリンピック想定練習に臨んだ。予選から決勝まで本番と同じ環境で行われた。Shigekixはスリーラウンドを多彩なバリエーションで踊りきり、課題としてきたベスト4を迎えた。Shigekixは最後までキレを失わず、音楽とパワームーブが一体となったダンスを披露した。
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