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オープニング映像。
結婚にモヤモヤを抱える4人がVR空間に集まった。コイン探しというミッション達成を目指し、4人は協力することで親睦を深めた。また、「宝くじで高額当選したら、貯金するか、散財するか」で持論を展開。シュナさん、ドリムさんは既婚者、アクアさん、ソリさんは一人暮らしと打ち明けた。
アクアさんは大切だった人の忘れ形見に言及し、持っていると悲しくなるという。ソリさんは元恋人からプレゼントされたミュージックプレイヤー、ドリムさんは薬を入れておくポーチ、シュナさんは幼少期の写真を紹介。「魔人ブウだね」と言われ、外見にコンプレックスを抱くようになったきっかけだという。
シュナさん（33）は結婚後も挿入行為が無い「未完成婚」と打ち明けた。外見にコンプレックスを抱いていたが、一人っきりは寂しいとマッチングアプリを使い、現在の旦那さん（40）と出会った。旦那さんの方は勃起不全。シュナさんの願いは子供を授かることで、「なんで自分たちには・・・」と思うことがあるという。
ソリさん（47）は就職氷河期世代で、33歳のときに正社員となった。経済的な不安はなくなり、マッチングアプリでパートナーを探していた。台湾出身の同い年の男性と巡り合い、投資を勧められた。ソリさんは約400万円を捻出するも、騙し取られたという。また、「就職氷河期世代は自己責任」という論調に違和感を覚える。
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ドリムさん（41）は10代の頃、大病を患い、母から肝移植を受けた。仕事中に体調が悪化して倒れ、長期入院が決まると、クビを言い渡されたという。6年前、腎不全を併発し、障害年金を受給した。1日おきに透析治療を受けているなか、2年前、結婚に至った。奥さんは子供を望む一方、ドリムさんは不安を覚えているという。
アクアさん（50代）は同性愛者と幸せな生活を送っていたが、「子供を産んで跡取りを残せ」と言ってきた父親からすれば裏切り行為だと、勘当されてしまった。その後、2人は新居を構えるも、パートナーは卵巣がんの診断を受け、約10ヶ月後に死去。喪主を務めることも叶わず、アクアさんは「結婚、戸籍上の問題がどれだけ大きいかを思い知りました」と振り返った。死去から9年が経過したが、喪失感は拭えない。
シュナさんは今の旦那さん以外に恋愛経験が無く、未完成婚。また、旦那さんは勃起不全で、昨年にオンライン診療を経て薬が処方されたが、服用はしていないという。シュナさんは待ち続けているが、ドリムさんは旦那さんが急かされていると捉えているかもしれないと考える。そんなドリムさんは子供を授かることに不安を抱えるなか、奥さんから「子供が欲しい」と涙ながらに言われたことがあった。同性のパートナーと死別したアクアさんは喪失感に苛まれたといい、「お子さんを考えるのもアリなんじゃないか」とドリムさんに語った。
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シュナさんは子供を授かることを望んでいるが、叶わなくともパートナーを嫌いにはならないという。ドリムさんはソリさんの話す内容から、自分にはできないことをできる人に羨望を抱いていると考え、アクアさんは「どうにもならないこと、悩みに直結しますよね」と語った。ドリムさんは自らの身体のことを念頭に、奥さんより先に逝くこともあり得ると、「妻には悲しんで欲しくなく、前を向いていて欲しい」と話し、アクアさんに亡くなったパートナーのことを思いつつ、前へ踏み出すことを提案した。アクアさんの心境に変化が生じ、ソリさんは「人生を生きる上で今がいちばん若い。できることがあるなら、早くやろうと感じてます」と語った。
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エンディング映像。
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