- 出演者
- ヒロミ 三谷紬 兼近大樹(EXIT) りんたろー。(EXIT)
旭高原元気村から中継。今日の放送は第1部では世界ラリーの楽しみ方、第2部では中継の熱戦をお届け。
第1部は世界ラリーの魅力に迫る。スタジオのMCはヒロミとEXITが務める。
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- フォーラムエイト・ラリージャパン2023
ラリーの楽しみ方1つ目は「公道を爆走」。世界ラリー日本大会は公道でラリーをする。すぐ横には民家もあり、去年の大会で大桑町を走ったドライバーは落ち葉に苦しんだ。2023年第1戦、モンテカルロのレースではガードレールもない断崖絶壁の公道を爆走した。ケニアでは大自然の舗装されていない道、スウェーデンでは雪道を爆走した。
ラリーの楽しみ方2つ目は「公道を爆走」。ことしの日本大会の総走行距離は969.75km。コース全てを全速力で走るわけではなく、タイムを競うのは約20本のSS区間。その合計タイムで順位が決まる。1台ずつ3分おきにスタートするため、後続車は突如出現する故障車にも備える必要がある。SS区間をつなぐリエゾン区間も完走しなければリタイア。過去にはタイヤが外れたまま走行するドライバーもいた。メカニックがある場所まで数十kmあることもあり、その時はドライバーが自ら修理する。リエゾン区間は交通規則を守り、一般車と並走することや地元警察官に止められてリタイアになることもあった。
ラリーの楽しみ方3つ目は「最強マシン」。市販車をベースに改良しているラリーカーは必要最低限の機能で軽量化。あいたスペースに衝撃吸収材ロールケージが張り巡らされており、その安全性が選手たちを支えている。車内には消火剤が噴射される装置も。
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ラリーの楽しみ方3つ目は「最強マシン」。ラリーカーの高速走行にはウイングが重要で、ないと安定がとれない。過去の大会ではウイングがとれ安定がとれないはずが、テクニックで巧みにコントロールする場面もみられた。
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ラリードライバーに欠かせない技術がドリフト。一度アクセルを緩めると再びエンジンがフル回転するまで時間がかかるため、カーブで進行方向に車の向きをスライドさせるドリフトは次の加速に向けての体勢をすぐにとることができる。
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ドライバーの横に座る通称「コドラ」はコースの先をドライバーに指示する。コドラたちはコースの詳細を書き込んだペースノートを持っている。
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スタジオでは本物のラリーカーを紹介。必要最低限の機能のみで軽量化しているためエアコンはなく、入ってくる自然の風だけ。またラリーカーにはエンジンの回転数を示す回転計はあるが速度計はないという。
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ラリーの楽しみ方4つ目は「ドライバー」。トヨタから日本人唯一となる世界ラリー参戦を果たした勝田貴元は、今シーズン第9戦で豊田章男会長がチームの監督代行を務める中奮闘。今季初、さらに日本人歴代でも最多4度目の表彰台にのぼった。父と祖父もラリードライバーだった。今シーズンは現在7位となっている。
去年史上最年少22歳で世界ラリー年間王者に輝いたロバンペラの武器はドリフト。世界ラリー転戦の合間に日本のドリフト大会に出場し優勝した。すでに2年連続の年間王者になっている。
トヨタのエルフィン・エバンスは前のめりで運転するのが特徴。現在ドライバーズランキング2位につけている。
トヨタの前に立ちはだかるのが去年のラリージャパン2位のオィット・タナック。ファンは彼の運転によるど迫力映像の数々に食い入る。
ディフェンディングチャンピオンであるトヨタのロバンペラは今季、第4戦までで表彰台はわずかに1回。第5戦でマシンのセッティングがハマると初優勝した。豊田章男会長が代表代行を務めた第9戦、ロバンペラはまさかのリタイア。エース不在の状況でチームメイトが奮闘し勝田は3位、エバンスは優勝した。トヨタはその後最終戦を待たずに3年連続となるチームチャンピオンとなった。復活したロバンペラも2年連続年間チャンピオンを決めた。兼近は「去年、勝田選手は表彰台にのぼって髪をピンクにする約束を果たしてくれた」などと話した。
旭高原元気村から中継。ここから激闘の模様を伝える。
大会初日、豊田スタジアム特設ステージで2台同時スタートのタイムアタックが行われた。勝田は1分50秒7。全体5位、トヨタ勢ではトップのタイムだった。
大会2日目は雨と濡れた落ち葉がドライバーたちを苦しめた。勝田はスリップし車体にダメージを負った。完走するも順位を下げSS2終了時点で31位となった。クラッシュでエンジンを冷やすラジエーターが故障し、あと2つのステージを走りきらなければメカニックのもとへ行けず失格となる状況。自分たちのみで応急処置を終え、32.26kmを完走した。SS3終了時点で24位だった。サービスパークで修理を受け、その後快進撃。勝田はSS5~7でトップタイムを叩き出した。2日目終了時点で9位となった。3日目は8ステージ中5ステージでトップ。総合6位に浮上した。
世界ラリー日本大会SS19のレースを伝えた。勝田貴元はここまでSS区間18ステージ中9つでトップタイムを記録した。
旭高原元気村から中継。勝田は5位に浮上した。
世界ラリー日本大会のレースSS20を伝えた。