- 出演者
- 内村光良 大竹一樹(さまぁ~ず) 千原ジュニア 池田美優
約2か月全国200社を調査し公認会計士の山田さんがランキングを作成。愛すべき国産絶滅危惧企業ベスト6を紹介する。
草加市にある渡辺教具製作所は国産地球儀を作る残り3社の絶滅危惧企業。1937年に創業し、現在は5代目が継承している。紙製・機械量産の地球儀は世界に2社のみ。海外製品の多くはプラスチックを伸ばして作るが、どうしても地図に歪みができる。紙だと少ない歪みで印刷が可能。精度の高い地球儀を作れるから今でも生き残れている。
東京の有名ホテルから「国境のない国名だけ入った地球儀を作ってほしい」と渡辺教具製作所に依頼があった。海外からの客を不愉快にさせないためのオーダーだった。渡辺教具製作所はスマホやタブレットの専用アプリで見ると8種類の恐竜が見える地球儀「ほぼ日のアースボール ジャーニー」を開発した。今の天気や各国のデータも確認可能。たけるは学校からは焼却炉もなくなっていると話した。
絶滅危惧企業ランキング第5位は河内長野市で国産爪楊枝を作る菊水産業。全盛期は24社以上あったが今では2社になった。爪楊枝の上部に入っている溝は削る時に摩擦で焦げた部分をこけしに似せて誤魔化すため。このこけし楊枝を広めたのが河内長野市で80年代は国内シェア95%以上だった。90年代に安価な楊枝が日本に上陸し、こけし楊枝を作る企業は激減した。末延社長が4代目を任された1か月後、近所の藁焼きの火が移り事務所が全焼した。支援の輪が広がり、クラウドファンディングで目標の4倍1200万円が集まった。爪楊枝の生産を再開した。不良品をSNSに投稿したところ売ってほしいとの依頼が続出して即完した。プラモデルを作る人にとっては細かい塗装に使った。
絶滅危惧企業ランキング第4位は高知・土佐市にある戸田商行。全盛期は120社あったが今では2社になった。赤松を削って自然由来の緩衝材もくめんを作っている。湿度を吸湿・放湿する調湿機能があり、果物が傷みにくい状態で輸送できる。緩衝材としても優秀で、薄く削ってカールさせるのが高い緩衝力の理由。カラーもくめんや木の消臭効果を活かしたシューズキーパーといった新商品も開発。中でも伐採時の枝から抽出して作るSDGsオイルが話題。たけるは事務所にもらったプレゼントを入れるボックスに入っていた高級焼肉のタレが高橋英樹の私物だったと話した。
絶滅危惧企業ランキング第3位は栃木市にある長村製作所。電話ボックスを手掛ける会社。全盛期は93万台を超えたが今は約11万台。長村製作所はボックス作りのノウハウを活かした個室喫煙ブースやミーティングブースで脚光を浴びている。竹山は「行方不明展」に電話ボックスが展示されていて若い子が中に入って写真を撮っていたと話した。
絶滅危惧企業ランキング第2位は銀盤ハーモニカを作る鈴木楽器製作所。かつては国内企業は4社以上あったが材料や人件費の値上がりなどで生産拠点を海外に移した。鈴木楽器製作所はあえて国産にこだわった結果ラスト1社になった。創業者の鈴木萬司は海外のボタン式ハーモニカに目をつけ、国内初の鍵盤ハーモニカを開発。1967年に文部省が鍵盤ハーモニカを認めたため学校の授業で使われるようになった。蛇腹型のマウスピースを開発したのも鈴木楽器製作所。
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絶滅危惧企業ランキング第1位はわたパチのパチパチ部分を作っていたアトリオン製菓。現在はパチパチパニックと名前を変えた。飴に炭酸ガスを入れる技術を持つのは国内でアトリオン製菓のみ。100円ショップの急増、3個100円での販売が功を奏して売上が10倍になった。さらにミュージックビデオも制作した。
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WBSの番組宣伝。「“モノ言う株主”vs花王」
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