- 出演者
- 大下容子 佐々木亮太 久保田直子 吉永みち子 菅原知弘 林美沙希 末延吉正 林美桜 水越祐一
オープニングのあいさつ。
ブリンケン国務長官が訪中し、習近平国家主席と会談している。中国側の職員がブリンケン長官を習首席と対面しない席に案内すると、習首席は自分の立場を表明したと言及し、バイデン大統領とバリ島で達成した共通認識を実現させることで双方は合意したと主張した。この共通認識は台湾に対する中国側立場の尊重を求めるものとなっているが、ブリンケン国務長官は台湾をめぐり米国の立場は「一つの中国」から変わっていない、独立は支持しないなどと言及した一方で両国関係改善の道は険しいとしている。末延さんは習首席が中央に鎮座する陣容をめぐり外交儀礼を軽視して自分の権威を見せつける意図があると指摘した。
17日からインドネシアを訪問されている天皇皇后両陛下はジョコ大統領と面会し、昨日はこれまで実現しなかった旧日本軍の残留兵の子孫と面会した。国際親善を目的とした外国訪問は即位後初となり、2人揃って臨まれるのは2002年のニュージーランド・オーストラリア以来となる。スピーチではインドネシア語でありがとうを意味する「テリマカシー」と感謝の心を伝えた。
インドネシアは天皇皇后両陛下にとって即位後初の国際親善の訪問地で、昨日ボゴール宮殿でジョコ大統領夫妻と植樹後、急きょ植物園へ向かわれることになった。移動手段のゴルフカートはジョコ大統領が運転した。植物園は1万5000種以上の植物が植えられている。大統領夫人と伝統衣装をご覧になった。近重幸哉氏によると「雅子さまは明るい表情をしており、2人の人柄が伝わったのではないか」とし「今後愛子さまが国際親善の場で活躍される場も増えると思われ、愛子さまのお手本にという考えがあると思う」という。夜には宿泊しているホテルのホールで、日本にゆかりのある約50人のインドネシア人と懇談した。中には太平洋戦争後にインドネシアにとどまった元日本兵の子孫も参加していた。サイパンやパラオなど慰霊の旅を続けてきた上皇ご夫妻は1991年に即位後初めて訪問先としてインドネシアを訪ねカリバタ英雄墓地に供花されたが、残留兵の子孫らとの面会は果たせなかった。
日本とインドネシアの歴史的な関係について振り返っていく。両国が深い関係を持つようになったのは1942年のこと。当時オランダの植民地だったインドネシアを日本が占領した。当初は植民地からの解放者として歓迎されるものの、日本式軍政や皇民化などを行ったことで期待を裏切る結果に。そして1945年の日本敗戦によりインドネシアは独立を宣言。しかしそれを認めなかったオランダとインドネシアで戦争が始まり、その際に旧日本軍の残留兵がインドネシア側として戦った。その後戦争に勝利し完全独立をしたインドネシアは、1958年に日本と占領に対する賠償協定と平和条約を締結。しかし1974年、田中角栄総理が訪問時にマラリ事件と呼ばれる暴動が発生。反日感情を完全には払拭できていないという状況があらわになった。その後1977年、福田総理時代にASEANは対等なパートナーであるとした「福田ドクトリン」を日本が発表。文化・教育振興に援助協力するなど、インドネシアと人的交流を深めてきた。
1991年には上皇さまが天皇即位後にインドネシアを初訪問。この時残留兵の墓地は訪問したものの、生存していた残留兵らとは面会はされなかった。当時は旧日本軍による苦難を記憶している人が多く存命しており、反感が残っていたため面会は実現しなかったという。それから30年以上経った今回の訪問では、両陛下と残留兵の子孫との面会が実現。面会実現の背景について、皇室解説者の山下晋司さんは「両陛下もジョコ大統領夫妻も戦後世代。国民を含め世代が変わったことが大きい。過去は忘れてはならないが、未来志向で行こうという双方の思いがあると思う」と話す。吉永さんは「関係が随分前進したなと思う。いろんな形で協力できればインドネシアと良い関係ができる」とコメント。末延さんは「福田ドクトリンがベースとなって非常に関係が良くなった。そこで日本外交が理解されたと思う」と話した。
きのうドイツのクルーズ船ハンセアティック・ネイチャーが伊豆大島に初寄港した。総トン数1万6100トンで乗客定員230人のオーシャンビューと船内生活の快適性にこだわった船だという。ドイツ人観光客ラ約170人が観光に訪れ歓迎を受けた。現地第後は携帯型翻訳機を片手に案内した。新型コロナが猛威を奮って以来低迷を続けたクルーズ船業界だがダイアモンド・プリンセスが3年ぶりに3月に寄港してからほぼ毎日外国クルーズ船が入港しているという。
新型コロナの影響で大幅に運行が減っていたクルーズ船が再び賑わいを見せている。2019年には日本と外国船社のクルーズ船が合計2866回寄港したがコロナの影響で国際クルーズは運航中止、国内も大きく減ったが今年3月から再開され今年はコロナ前の約6割の寄港が予定されている。新規クルーズ船として横浜港に日本に寄港する船で最大最新のMSCベリッシマが初寄港、今年は含め7隻の外国船クルーズ船が横浜港に初寄港するということ。日本経済新聞によるとMSCベリッシマは今年日本で25回の運航を予定していて運航会社は「それだけの需要を見込んでのこと 日本市場への期待は高い」としている。政府も動き3月に閣議決定された観光立国推進基本法計画では2025年までにクルーズ船による訪日客を250万人、外国クルーズ船の寄港回数2000回超えなどコロナ前の水準を回復または超える目標に掲げ、実現のためクルーズ船の受け入れ促進や安全対策などの仕組みづくりや経費に補助金を出している。
ウクライナから日本に避難した22歳のレナさんは、4月で日本での生活は1年が経とうとしていた。その時佐藤さんが玲奈さんを訪ね、熊本にある動物病院の院長が「動物の仕事をしたい」というレナさんの受け入れを申し出たことを伝えた。レナさんは熊本で新たな一歩を踏み出した。レナさんの中で「自分も誰かを助けてあげたい」という思いが芽生えたという。徳田院長は「ウクライナのペット事情はおそらく悲惨な状況。それを支援するルートとして、動物看護師をつくって意思疎通ができるようになるといい。彼女に橋渡し的な存在になってもらえるといい」と話した。
出入国在留管理庁によると、14日時点で日本はウクライナから2448人の避難者を受け入れている。避難者は最長90日の短期滞在の在留資格で入国しており、希望すれば1年間滞在でき就労も可能な特定活動に切り替えられ、更新も可能である。政府は知人や親戚がいない避難者を対象に一時滞在施設や生活支援住宅の提供や、1日2400円の支給などを行っている。日本財団は渡航費として1人上限30万円、生活費は1人年100万円を最長3年間、住宅環境設備費は1戸につき50万円を支援しているが、現在は上限に達したとして新規申請の受付を終了している。日本財団が行った調査では去年12月時点で60.9%の避難者が働いていないと回答しており、そのうち44.8%が仕事を探し日本語教育や職業訓練を受けているという。政府自治体は避難者に対し日本語教室を開催しており、中でも特徴的なのが日本国際協力センターの「外国人就労・定着支援研修」で、出勤時間に遅れてしまった時の上司への連絡の仕方など日本の文化を混じえ日本で働くことに特化した日本語学習が行われている。講習は3ヶ月で、去年11月時点で約40人の避難者が受講していた。今日は世界難民デーで、ウクライナは難民になる前の避難民の状況が過去最悪である。
世界競争力ランキングが発表され、日本は今年過去最低の35位だった。「企業の機敏性」などが最低の64位で「政府の債務総額」など財政関連項目も低評価を受けている。全体の首位は2年連続でデンマークで、アイルランドとスイスが続く。
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- IMD世界競争力ランキング2023
将棋の藤井聡太七冠が王座戦の挑戦権獲得に挑むトーナメント2回戦に出場。相手は村田顕弘六段で、20日午前10時から大阪市の関西将棋会館で始まった。藤井七冠は今月1日に史上最年少で名人を獲得。羽生善治九段以来の七冠を達成している。この対局を含め3連勝すれば王座戦への挑戦権を獲得することになり、前人未到の八大タイトル独占も視野に入る。藤井七段はこれまでに5回王座戦に挑戦しているが、1度も挑戦権獲得まで至っていない。
世界水泳福岡の出陣式が東京スカイツリーで行われた。新しく応援団に加わった福岡出身の橋本環奈さんに対し、メインキャスターの松岡修造さんは「ものすごい期待しています!なぜなら僕以上に熱い方ですよね」とコメント。一方環奈さんは「微力ながら力になれるよう応援して盛り上げていけたらなと思います」と気持ちを伝えた。大きな声援を受け、キャプテンの入江陵介選手は「応援が僕たちにとって本当に力になるので、僕たちの0.01秒を押してもらえたら嬉しい」と話した。
日本マクドナルドは東京など都心部の184店舗で、来月19日から価格を引き上げると発表。テナント料や人件費などが特に都心部で上昇したことを受け、ビッグマックなど一部の商品で10~90円値上げと成る。また宅配サービスの「マックデリバリー」も来月19日から値上げに。外食チェーンではガストなど店舗立地によって異なる価格設定をする動きが相次いでいる。
静岡県西部などを中心に30店舗以上スーパーを展開している遠鉄ストアが外出が難しい高齢者など向けに一昨年から移動スーパーを始めている。孤独死などを防ぐ見守り機能も担いながら、1週間で70軒以上の利用者の自宅を訪問している。約400点の商品の中でも売れ筋なのがパンや果物などそのまま食べられるもので、商品1個につき10円の手数料がかかる。利用者は中山間地域だけでなく郊外・市街地でも増加している。移動販売車は現在6台あり、3台増やす計画がある。開始当初に比べ客1人あたりの商品購入額が3割増えているという。
ヤマトホールディングスはメール便・クロネコDM便を来年1月末で終了し、ネコポスを今年10月から淳二終了することを発表した。2つのサービスは日本郵政に配達を委託し、新たなサービスとして展開する。2024年問題を控え、ヤマトとしてはメール便などの配達網を整理・効率化し、ネット通販で需要増の宅配便などに経営資源を集中しする狙いである。
先週のサッカー・キリンチャレンジカップのエルサルバドル戦で、森保ジャパンはゴールラッシュを見せW杯後初勝利を挙げた。昨日の会見でペルー戦のスタメンについて森保監督は「大幅に選手を替えながら臨みたい」と話した。前の試合で出番がなかった伊東純也や鎌田大地、新キャプテンの遠藤航らが主力組に入った。先週の親善試合で韓国に勝利しているペルーはFIFAランキングが日本と互角の21位である。
約350人の子どもが入院する東京・世田谷区の国立成育医療研究センターに、ミッキーマウスが駆けつけた。ディズニーは世界で700以上の小児専門病院などに支援しており、2019年からはキャラクターを使った壁紙などを提供している。ほかにもディズニーの物語が流れるシアターも設置された。
藤井聡太七冠が村田顕弘六段と戦う王座戦挑戦者決定トーナメント2回戦は20日午前10時から大阪市関西将棋会館で開始した。藤井七冠は今月1日に史上最年少で名人を獲得し羽生善治九段以来の七冠を達成した。この対局含め3連勝で王座戦への挑戦権を獲得し8大タイトル独占も視野に入るということ。藤井七冠はこれまで5回挑戦しているが一度も挑戦権獲得に至っていない。
中国共産党系の環球時報は20日、習近平国家主席がブリンケン国務長官に会ったのは外国メディアにとって嬉しいサプライズだったと報じている。また「次はアメリカの信用が試される時だ」といった社説を掲載。2人の会談は「人々の期待の中にある緊張の緩和に向けたシグナルだ」とした一方、ブリンケン氏の訪中について「成功だとは言い切れない。肝心なのはこれからどうするかである」と釘を差している。北京日報は「米中関係が正しい軌道に戻れるよう積極的な一歩を踏み出した」と評価している。