2024年6月30日放送 0:40 - 1:07 NHK総合

大河ドラマ「光る君へ」越前スペシャル・トークショー

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(オープニング)
この番組は…

6月中旬に福井県越前市である特別なイベントが行われようとしていた。詰めかけた市民のお目当ては俳優の吉高由里子と岸谷五朗。2人は大河ドラマ 光る君へで紫式部親子を演じている。その物語の舞台は現在父が赴任した平安時代の大国越前が舞台。のちの紫式部おマヒロはこの越前で1年余りを過ごし、大きな転機を向かえている。この日式部親子をとゆかりのある越前でパブリックビューイングとトークショーが行われた。会場に来ているお客は、7倍の競争率の中で抽選で選ばれた1000人が来場した。今回はそのトークショーの模様をお届け。

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大河ドラマ 光る君へ紫式部越前市(福井)
オープニング

オープニング映像。

大河ドラマ「光る君へ」越前スペシャル・トークショー
大河ドラマ「光る君へ」越前スペシャル・トークショー

福井県のほぼ中央に位置し平安時代には交通の要衝となっていた大国。紫式部親子が一時期過ごしたこの地で吉高由里子と岸谷五朗のスペシャルトークショーが開催した。吉高はドラマの物語を振り返り、主人公を演じる自分のモテ期がすごいと答えた。佐々木蔵之介演じる藤原宣孝に告白されたまひろ。吉高は包容力があり包みこんでくれそうな人だと感じたという。岸谷はその告白の模様に驚くという演技をしたがこのドラマの脚本家の大石静がスゴいと語り、台詞そのものが伏線になっているので、見たこともない恋愛をみることができるという。越前で出会う重要人物の一人は松下洸平演じる周明。告白されたまひろだが吉高は、囁きボイスで告白されたがキスを断った主人公に壺を割って激怒した彼が怖いと答えた。岸谷はここでも大石静の台詞が冴え渡っていたと振り返った。

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更に吉高は今回中国語に初めて挑戦したが上手に話すキャラではないので下手でいいと言われたという。岸谷も中国語の講師に褒められるほど上達したのに本番では監督にもっと下手に言ってほしいと言われたという。またトークのテーマは平安時代の大国の越前の趣にこだわった美術セットへ。政務室について岸谷は自分の拠点の都は小汚いと答え、撮影が終わると足の裏の汚れをふかないといけないほど汚れているという。しかしそれほどスタッフのこだわりがあり、剥がれた板一つでも役作りになるが、この政務室に来たときは出世したと感じたという。次にまひろの居室を紹介。雪が降っているシーンだったが吉高は本当の雪が降っているようにセットの中での撮影だったが、風情があると感じたという。岸谷はニセの雪を雪に見せる最近の技術がスゴいと答えた。次に越前といえば越前和紙。物語の中でも随所に和紙にこだわりをみせるが吉高はこの役を通じて触れる機会があってよかったと答えた。越前についたまひろが歌をしたためるために開いたのが越前和紙。雲のようにたなびく青い模様は、今は失われてしまった平安時代の和紙を再現。

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ドラマの越前編の撮影中に吉高と岸谷は和紙を製造した工房を訪ねた。五十嵐さん夫婦は10年前から平安時代の和紙の再現に取り組んできた。和紙の上に淡い雲のような物が浮かんで見えることからうち雲と呼ばれている。藤原行成はじめ書の達人たちが詩や文をしたためるために愛用した高級和紙。しかしそんな平安文化を象徴する淡い模様も時代が経つに連れ変化。江戸時代には輪郭のくっきりした履行的なデザインが主流に。平安時代のうち雲は廃れていったという。なんとか復活させることはできないかと10年前に和紙の研究者が越前の職人たちに呼びかけ復活プロジェクトが行わた。試行錯誤を重ね10年かけて理想とするうち雲に近づきつつある。吉高と岸谷は紙すきの体験をし季節的に寒かったができて嬉しかったという。岸谷は式部は越前の和紙に出会いその和紙の性能ん自分の才能のプラスアルファになっていたはずだと答えた。スタジオには2人がすいた和紙が登場した。その質感に2人は驚いた。

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五十嵐さん夫婦が住んでいるのは越前市五箇地区。伝統のある工房が軒を連ねる。越前和紙を未来に引き継ごうと雁皮という和紙の原料になる木。その皮だけで作る鳥の子紙は越前を代表する高級和紙の一つ。しかし近年には手間のかかる鳥の子紙を作れる職人が減少し技能の継承が危ぶまれていた。そんな中九年前に結成された保存会のやな瀬さん。毎週のように作り方の勉強会を開いたりするなど高度な技法を若い世代に継承しようと活動してきた。こうした活動が国に認められ去年にはユネスコ無形文化遺産に申請。また人間国宝の和紙職人の岩野さんは、楮という植物を原料に厚手の和紙をつくる。耐久性などに優れ江戸時代から浮世絵などの木版画を刷る紙として重宝されてきた。その新たな木版画はアニメなどとコラボしたもので外国人の購入も増えている。トークショーを終えて岸谷は自身が演じる物語の人物にとっての越前は苦悩の連続だったと振り返った。吉高は大好きな紙に触れたりなど、越前で主人公には刺激がいっぱいだったと答えた。

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