2023年7月3日放送 4:20 - 4:45 NHK総合

小さな旅
ジャズ 輝いて 〜仙台市〜[再]

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(小さな旅)
ジャズ 輝いて 〜仙台市〜

宮城県仙台市、街の中心には定禅寺通と呼ばれるケヤキ並木がある。5月、定禅寺通ではジャズのセッションが行われていた。仙台市は毎年大きなイベントが開かれる“ジャズの街”として知られ、その中心となるのがこの定禅寺通。演奏者の多くは仙台市民で道行く人を楽しませている。定禅寺通周辺は日が落ちたあともジャズが流れる。市内のジャズ喫茶にはレコードに惹かれ足を運ぶ。30年間足を運んでいるという千葉さんにとって、ここでの時間は良い息抜きになるのだという。千葉さんは土木関係の仕事をしていたが、30歳の時に研究者として大学に招かれる。しかし研究者としてのキャリアの始まりが遅く悩んだ時期もあった。しかしジャズに触れ「周囲と比べても仕方ない」と考えるようになったのだという。千葉さんが踏み出した一歩のそばにはいつもジャズがあった。

キーワード
仙台市(宮城)定禅寺通

街のあちこちで演奏されるジャズ、街中に置かれたピアノでは小学生からプロまでもが演奏する。定禅寺通にある創業55年のジャズ喫茶を営む遠藤さん夫妻、ライブも頻繁に行われ国内のトッププレイヤーが演奏することもあるという。店主の遠藤雄三さんは仙台でジャズが響き渡り始めた頃のことを話してくれた。遠藤さんは大学生の時に人生を決める一曲に出会ったという。30歳で店をオープンし、客として訪れた妻の幸子さんと出会った。1970年代にはよく聴かれたジャズ、しかし80年代に入りカラオケ全盛となり、ジャズ喫茶は徐々に少なくなった。そこで遠藤さんは生演奏にこだわった。あるミュージシャッは遠藤さんたちの店を「いろんな音が詰まっている」と評してくれたという。この店で演奏する高橋さんは小児科医、練習はしていたもののステージに立つとは思ってもみなかったという。高橋さんにとって50代でのめり込んだジャズは挑戦する喜びをくれたという。遠藤幸子さんはジャズに幸せをもらったと語る、雄三さんは幸せかなと笑いつつも「幸せだよね、楽しい音楽を聴きながら食べていけたんだから幸せだよね」と話す。新緑の街に、今日もジャズが響く。

キーワード
Moanin’仙台市(宮城)
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

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