- 出演者
- 木村佳乃 所ジョージ 吉田鋼太郎
合鍵事件について紹介した。通常、家の鍵に刻印されている「鍵番号」からネット注文などで合鍵を作り、侵入するというもの。鍵番号はそもそも合鍵を作るためにある。かつては金物屋で同じ型の鍵を削って複製するのが一般的だったが、90~00年代に特殊な工具で鍵を開ける「ピッキング」による窃盗事件が相次いだことから、鍵メーカーはセキュリティ性の高い「ディンプルキー」などを開発した。ディンプルキーは精度が高い反面、店頭で合鍵が作れないことが多い。そのため、メーカーに番号で発注するようになった。これが悪用されている。今回はこうした「セキュリティー」に関する話題をお送りする。
オープニング映像が流れた。
防犯アドバイザーの京師美佳は、鍵カバーをつけることなど、合鍵を作らせないための対策を紹介した。脳科学が専門の中央大学教授の檀一平太は、「代表性ヒューリスティック」(代表的な特徴のみで物事の判断を行うこと)について触れ、一度良い印象を持った人についてはその人が悪人であることに気づきにくいことなどについて説明した。
ドイツ・ハンブルクに住むパトリック・クラマーさんの手にはマイクロチップが埋め込まれており、鍵を使わずに自宅や車、PCなどの鍵を開けることができる。マイクロチップは注射器で埋め込んだ。パトリックさんはこれを事業化し、これまでに約3500人の体にマイクロチップを埋めた。
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- ハンブルク(ドイツ)
身体改造ジャーナリストのケロッピー前田が、自身の体の中には6つのマイクロチップが埋め込まれているなどと紹介した。将来的にはスマホの機能がある機器を埋め込むことができる。マイクロチップはオンラインで繋がっていないのでデータを直接読み取らなければ内容を盗むことはできないのでセキュリティは高い。
2012年に自転車競技でパラリンピックに出場したヘンリケ・ハンドルップさんは2年前、手にマイクロチップを埋めた。ヘンリケさんは目が見えず、鍵などを持つと失くしてしまう心配があるため大きなストレスとなっていた。マイクロチップを埋めたことでストレスから解放された。体温を把握する機能や、持病や血液型などのデータもマイクロチップに入っており、緊急時にも役立つ。
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- ロンドンパラリンピック
ケロッピー前田は、常時血糖値測定や常時血圧測定なども埋め込んだマイクロチップで対応できる可能性があることや、脳にチップを埋め込む研究(視覚や運動機能などの回復が期待される)が進んでいることなどを紹介した。
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- イーロン・マスク
東京大学工学部を始めとするグループの研究による、「呼気」を使った個人認証システムが紹介された。呼気は人それぞれ特有のニオイがあり、それをセンサーで読み取る。偽造することが難しく、セキュリティーレベルが非常に高い。「連続テレビ小説 半分、青い。」に出演した双子のMIOとYAEは、顔認証は共有できてしまうが、呼気認証は(非常に似ていたものの)98.8%識別可能という結果が出た。
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- 東京大学連続テレビ小説 半分、青い。
所ジョージは「悪い人がいるから鍵をかけるが、その悪い人も鍵をかけて出かけるというのは面白い」と話すと、京師美佳は「悪い人の家の鍵はものすごい電子錠がついてたりする」と話した。
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