- 出演者
- 恵俊彰 赤木野々花 村井美樹 春風亭昇太 高橋英樹 久保井朝美
オープニング映像。
エントリーナンバー1、岸和田城。城の周りは巨大な堀で囲まれていて逆さ石垣を見ることもできる。犬走りという足場は石垣の強度を増すために作られたと考えられている。上陸した敵をせり出した石垣から攻撃できる造りになっている。犬走りは期間限定で入ることができる。岸和田城庭園(八陣の庭)は国指定文化財。作庭家・重森三玲が作った庭。戦後、城の遺構を壊す計画が持ち上がり庭を作って城跡を残そうとした。だんじり祭の難所として知られるS字カーブは元々は城を守るための仕掛け。
当番組では6つの城を紹介、そのなかから最も魅力的な城(最強の城)を1つえらぶ。岸和田城について村井美樹は周りに高い建物が建っていないためどこを撮ってもフォトジェニックだと話した。
エントリーナンバー2、郡上八幡城。標高約350mの山の頂きにそびえる。街の風物詩は30夜以上踊る郡上おどり。江戸時代に城主が領民の融和を願い奨励したのがルーツと伝わる。最後の城主・青山幸宜の子孫のおすすめは駐車場から歩いて登ること。山の中には堀切の名残りが残る。模擬天守は昭和8年に木造で建てられた。最上階からは名水百選に選ばれた吉田川を一望できる。町に張り巡らせられた用水路は今も人々の暮らしを支えている。至る所に湧き水スポットもある。
エントリーナンバー3、徳島城。阿波おどりは徳島城が完成した時にお祝いに踊ったのがルーツと伝わる。平成元年に復元された鷲の門をくぐった先には米を蓄える蔵が建ち並んでいた。現在は市民の憩いの広場になっている。石垣は阿波の名産・阿波青石が使われている。水に濡れるとより鮮やかに見える阿波青石を目当てに雨の日に訪れる人も多い。旧徳島城表御殿庭園の主役も阿波青石。徳島城は豊臣秀吉の時代に大阪城を守る海の砦として作られた。江戸時代に城主が使った豪華な船も残されている。
久保井朝美は郡上おどりの振り付けは郡上八幡城も関係していると話した。徳島城の青石は水に濡れると青色が冴えるため雨の日に行くと表情が変わるなどと話した。
エントリーナンバー4、津和野城。標高362mの山に築かれた城。馬場先櫓は今も当時に姿を残す貴重な建物。馬の世話をする役人が待機したり穀物の備蓄倉庫として使われた。鉄分を多く含む釉薬が塗られた石州瓦はこの地域でよく使われている。高さ11mの人質櫓は上に人質を閉じ込めたと伝わる櫓があった。出丸は敵の動きをいち早く察知するための砦。
春風亭昇太が出城の強さの秘密を解説。一番有名な出城は大阪城の前にある真田丸。出城があることで、出城と本城で敵を挟み打ちすることができる。城攻めには3~4倍に兵力が必要とのこと。
エントリーナンバー5、佐賀城。周囲を大きな水堀に囲まれている。鯱の門には約175cmの鯱が乗っている。鯱は建物が火事になると口から水を吐き出して消してくれるという想像上の生き物。そのためか火災を免れ度重なる戦乱も持ちこたえた。平成16年に本丸御殿の藩の公式行事が行われた場所が復元された。外御書院は320畳の広さがある。佐賀平野は洪水が多く湿地帯が広がっていたため水の管理が大きな課題だった。そのため築城後も治水工事が行われた。水堀は夏になるとハスの花の絶景が広がる。
エントリーナンバー6、盛岡城。見所は東北地方屈指の高石垣。高さは約14m。櫻山神社にある烏帽子岩は城を作る際に地中から掘り出されたもの。盛岡城が築かれた場所は花崗岩の岩山だったため石を手に入れやすかった。榊山稲荷曲輪は三角形の区画を作ることで敵を二方向から攻撃することができる。本丸は石垣で囲まれた独立した区画。名峰・岩手山の絶景をのぞむことができる。岩手山と北上川が城と上下を育んできた。
佐賀城について村井美樹は本丸御殿は見所があると話した。本丸御殿は無料で入ることができボランティアガイドが一組ごとに一人ついて解説してくれるという。また盛岡城の石垣には矢穴がそのまま残っているため職人さんのデザイン性を感じると話した。盛岡は宮沢賢治や石川啄木のゆかりの場所。
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2025年1月2日(19:20)