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今回はドイツ・ワイマール共和国を特集。全国民の平等と基本的人権の保障を謳ったワイマール憲法の元になっており、自由な国を目指した国だという。ただそんな国からアドルフ・ヒトラーが生まれた。
オープニング映像。
第一次大戦末期のドイツ。長引く戦争への不満が爆発し兵士と労働者が立ち上がるドイツ革命が起きた。結果、帝政は崩壊してドイツは連合国と休戦協定を結んだ。そしてワイマール共和国ができて、新たに新憲法「ワイマール憲法」が公布された。ただユダヤ人が台頭するようになり、ドイツ人は不満を感じるようになった。さらにドイツマルクが大暴落してハイパーインフレになったという。
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一方でインフレをチャンスに変えた人もいる。それがレニ・リーフェンシュタールだ。その後、ハイパーインフレはグスタフ・シュトレーゼマンの就任によって収束した。土地を裏付けとした新通貨を出してインフレを収めることができた。さらにアメリカと接近し、アメリカ資本を招いて国は安定していった。そしてラジオや映画などが発展していった。
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1929年8月にワイマール憲法の10周年記念式典が行われた。しかしその2か月後にグスタフ・シュトレーゼマンが死去した。まもなく株価が暴落する世界恐慌が始まった。ドイツでも失業者が溢れて国の財政を圧迫した。その頃、レニ・リーフェンシュタールは映画の監督業を進出し、自ら出演する映画を制作するようになった。そうした時にアドルフ・ヒトラーが台頭してきた。
1933年にアドルフ・ヒトラーが首相に就任した。ヒトラーは全権委任法などを利用し独裁政権を誕生 させた。 そしてラジオや映画は宣伝相になったヨーゼフ・ゲッベルスの管理下に置かれた。ナチスの記録映画「意志の勝利」はレニ・リーフェンシュタールが監督を務めて、ヒトラーの威信を演出した。レニ・リーフェンシュタールの人生は1945年から一変し、ナチス協力者として戦後激しい非難を浴びたが、罪を認めることはなかったという。
エンディング映像。
「映像の世紀バタフライエフェクト」の次回予告。