- 出演者
- 池上彰 満島真之介
オープニング映像。
今回取り上げるのは2012年放送の「こうして僕らは医師になる ~沖縄県立中部病院 研修日記~」だという。そして今回のゲストは俳優の満島真之介だと紹介した。
2012年放送の「こうして僕らは医師になる ~沖縄県立中部病院 研修日記~」を放送。沖縄県うるま市の沖縄県立中部病院は厳しい医師研修で知られているという。今年4月にこの病院のERから2年間に渡る医師研修が始まった。そこで1年目の中野和俊に密着して研修の様子を伝えた。研修医が見立てた病名と診療方針は必ずベテラン医師のチェックを受ける。
5月。研修医の忙しい日常の様子を朝から伝える。朝6時半に病棟での採血から1日が始まる。朝7時半には毎朝の勉強会、9時半に回診開始、12時に売店で昼食の弁当を購入し研修医の休憩室で食べる。午後2時に手術が入り、夕方5時にERでの準夜勤、勤務終了は深夜12時を回るという。仕事が終わると病院の裏手にある寮に寝るために帰る。
研修医の寮での様子を伝える。そこで横山和樹らに医師を目指す理由について話を聞いた。横山和樹は忙しい中でも患者のベットサイドに気を配っている。そんな横山和樹は患者に寄り添う医師を目指しているという。そして研修医たちの濃厚な2ヶ月はあっという間に過ぎていった。
沖縄県立中部病院が全国屈指の研修病院になった理由には沖縄の歴史と深く関わっているという。沖縄は戦後に医師不足が深刻になり、そこで一人で何でも診られる医師が必要になり、そこで現場主義の研修が行われるようになったという。また沖縄県立中部病院は離島に4年目以上の医師を派遣しているという。そこで離島の粟国島の粟国診療所での診療の様子が伝えられた。
6月。これまで必ず傍らにいてくれた先輩たちが去り、独り立ちするという。そこで研修医は初めて一人で患者と向き合った。研修医の新垣真弓は男性の診断に迷い同期に意見を求め、CT検査をして異常を発見した。男性は脳外科に移されて緊急手術を受けたという。ただERの仕事は死と隣り合わせで命を救えないこともあると伝えた。
6月14日。救急車で急性心筋梗塞の男性が搬送されてきた。研修医が交代で心臓マッサージしたが命は失われたという。患者は別の病気で病院を前日に訪れていて、研修医の新垣真弓が診ていたという。ベテラン医師にも相談して診断していたが、ショックを受けている様子だった。
7月。研修医の横山和樹はくも膜下出血の患者を担当していた。妊娠中で母体も赤ちゃんも危険な状態だった。医療には優先順位を着ける必要に迫られることもあり、母体を優先することなり、そうした中で一つ一つのケースに横山和樹は向き合い、心配された手術では母体も赤ちゃんも救うことができた。最後に研修医がそれぞれ10年後の自分へメッセージを書いた。
スタジオではVTRを見た満島真之介が「胸のドキドキが止まらない」と感想を語った。満島真之介は病院の近くで育ったので、懐かしい気持ちで見ていたと語った。沖縄県立中部病院で研修した医師は1300人を超えており、全国の医療現場で活躍を続けているという。研修医だった横山和樹は現在は国立がん研究センター中央病院で勤務しているという。
番組の次回予告。
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