2024年12月13日放送 22:30 - 23:30 NHK総合

時をかけるテレビ
池上彰「父ちゃん母ちゃん、生きるんや 大阪・西成」

出演者
池上彰 赤井英和 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

今回は2003年放送のNHKスペシャル「父ちゃん母ちゃん、生きるんや~大阪・西成 こどもの里~」をお送りすると伝え、ゲストの赤井英和さんを紹介。西成が地元だという赤井さん。紹介される施設は近所だという。

キーワード
NHKスペシャルこどもの里西成(大阪)
(時をかけるテレビ)
父ちゃん母ちゃん、生きるんや 大阪・西成

NHKスペシャルの「父ちゃん母ちゃん、生きるんや 大阪・西成」の映像を紹介。小学校2年生の香菜ちゃん、彼女はお父さんと2人暮らしだが、前の年から入院しているという。お父さんはアルコール依存症で肝機能が低下、この1週間意識も朦朧としていた。この時かなちゃんは近所の児童館「こどもの里」に身を寄せていた。大阪市西成区の通称「釜ヶ崎」と呼ばれる地域、3万人の日雇い労働者が住み、簡易宿泊施設が密集している。児童館「こどもの里」はこの地域の一角にある。民間施設であるこどもの里、館長である荘保共子さんはともに寝泊まりしている。ここにいる子どもたちは様々な事情があって親と離れて暮らしている。香菜ちゃんは時々自宅の掃除を行う。香菜ちゃんは両親が幼い頃に離婚、祖父母の家で育てられてきたが、6歳のときにお父さんと暮らし始めた。当時お父さんはアルミ缶を拾って生計を立てていたという。その後屋台を開いたお父さんを香菜ちゃんは手伝っていた。しかしお父さんはくも膜下出血で倒れ、そのストレスを酒で紛らわすようになった。そこからは炊事などを香菜ちゃんがこなす日々。そんなある日、香菜ちゃんのもとにお母さんから自分のところに来ないかという手紙が届けられる。お父さんの病状は落ち着き始め、毎日のように面会に訪れる。お父さんは香菜ちゃんを自分のそばに置いておきたいと首を縦には振らない。荘保さんは香菜ちゃんのお父さんに九州に一緒に帰ってはと勧めた。

キーワード
NHKスペシャルくも膜下出血こどもの里西成(大阪)釜ヶ崎

2002年3月、香菜ちゃんのお父さんは退院。お父さんは九州の実家に帰ることを決断した。2人は退院祝いに出かけた。2人が九州に帰る日が訪れた。香菜ちゃんがお父さんを支え続けたことで、お父さんはもう一度人生を考え直した。荘保共子さんkは海外で幼児教育を学び22歳で釜ヶ崎を訪れた。荘保さんは子どもたちの目の輝きに様々なことを知り、特に親を思う気持ちに驚かされたという。4月、高校1年生になった博くんが母と一緒にアパートで暮らすという。博くんはお父さんと死別、お母さんはアルコールに溺れ入院している。生活保護を受け、家事は博くんが担当する。新しい家はこどもの里から10分ほどの場所にある。母の体はまだ万全ではない。博くんの恩師はお酒をやめるようにお母さんを諭す。さらに博くんには3人の兄弟がいるという。お父さんが亡くなった際にお母さんは子どもたちに暴力を振るうようになっていた。新しい生活を続けて2週間、博くんは家事に忙しい毎日を送っていた。博くんはこどもの里を出た理由に関してお母さんと一緒に暮らしたかったからだと語る。ある日、お母さんをカウンセリングに連れていく。博くんは家族みんなで暮らしたいと考え、そlのためにはお母さんが立ち直ることが不可欠である。

7月、七夕の短冊には子どもたちの願いが書かれる。その中には家族と一緒に暮らしたいという願いが多く書かれている。そんなある日、博くんはこどもの里に謙一くんを訪ねてきた。健一くんは父子家庭で、現在お父さんは入院中。彼は父親とどう暮らしていくべきか悩んでいた。器械体操の選手である健一くん、彼は現在高校1年生ながら中心選手となっている。健一くんは小学校3年生で母と死別、父は生活が乱れた。後に中学1年の時に父が蒸発。その後病気になった父親は一緒に暮らしたいと申し出たという。現在リハビリ中の父親、日常生活はほとんど問題なくなり、失語症にも改善が見られている。お父さんは自身がしたことを健一くんが許してくれないのではと考えている。お父さんはこの時、健一くんが出場する大会を楽しみにしていた。お父さんが入院する病院の看護師である山本さんが健一くんの意思を確認する。健一くんはお父さんと暮らしたいかという問い答えを出せない。大会直前、健一くんは大ケガを負いお父さんが楽しみにしていた大会に出場できなくなった。お父さんは子どもの里を訪ね、健一くんと面会した。お父さんは健一くんのケガを見て涙を流した。そしてもう一度お父さんと暮らすことを考え始めた。

8月、博くんはお母さんがまたお酒を飲み始めたのではと思い始めた。外出するようになっていたからだという。お母さんがお酒を飲めば家族で暮らすという目標が遠のく。荘保さんはお母さんを子どもの里に誘う。この時初めてお酒を飲んだと認めた。お母さんはアルバムを見ながら博くんが生まれた時の思い出を語ってくれた。10月、健一くんのお父さんは退院し一旦一人暮らしをすることに。お父さんが回復するのを待って同居することになりそうだという。11月、博くんの母は働き始めた。週4日居酒屋で働く。さらに博くんはやりたかった野球を再開させた。

2003年1月、香菜ちゃんのお父さんから手紙が来て、お母さんと香菜ちゃんが暮らすようになったと教えられた。博くんの家は家族全員での暮らしが始まった。また健一くんはお父さんとの同居が決まった。介護をしながらの生活となる。3人の子どもたちは親との生活を取り戻した。子どもたちには親たちの生きる気力を蘇らせる力があった。

スタジオトーク

映像を見て涙ぐんでいた赤井英和さん。家族の絆を感じたという。また赤井さん自身も双子のお子さんを亡くしており、仲間が集った際に友人の赤ちゃんに注目が集まる中、長男が自分の妹のほうが可愛いと述べた時に家族のつながりや親として支えてもらったと話した。また現在ヤングケアラーという存在が問題になっているが、荘保共子さんのような存在がいるから支えられる部分があると語った。現在荘保共子 さんは現役でお仕事を続けられているという。現在香菜ちゃんは九州で結婚しているという。健一くんはお父さんの介護を続けるのが難しく別々で暮らしてる。ただ子どもの里と縁はつながっているという。そして博くんは結婚し双子のお父さんになっているという。またお母さんもアルコールへの依存を克服したという。

キーワード
こどもの里荘保共子
20年後のこどもの里

現在こどもの里では荘保共子さんが育てた子どもたちもスタッフに加わっている。荘保共子さんはときが経ても子どもたちの悩みは変わらないと話す。

キーワード
西成区民まつり
(エンディング)
次回予告

「時をかけるテレビ」の次回予告

(番組宣伝)
懐かしの「NHK紅白歌合戦~第22回」

懐かしの「NHK紅白歌合戦~第22回」の番組宣伝。

所さん!事件ですよ

所さん!事件ですよの番組宣伝。

有吉のお金発見 突撃!カネオくん

「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」の番組宣伝。

Venue 101

Venue 101の番組宣伝。

ダーウィンが来た!

「ダーウィンが来た!」の番組宣伝。

大河ドラマ 光る君へ

大河ドラマ 光る君への番組宣伝。

突撃!ストリートシェフ

「突撃!ストリートシェフ」の番組宣伝。

空旅中国

「空旅中国」の番組宣伝。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.