2023年8月9日放送 23:43 - 23:53 NHK総合

時論公論
【出演】NHK解説委員もし核が使われたら… 想像絶する被害出さないために

出演者
薮内潤也 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(時論公論)
もし核が使われたら… 想像絶する被害出さないために

もし今核が使われたらどうなるのか長崎大学などのシミュレーションを用いて解説。現在世界にある「使える弾頭数」は2018年の9251発から9587発へ増加している。各国の核の使用を核で防ぐ「核抑止」の考え方は根強く「核廃絶」の道は遠いのが現状。長崎大学核兵器廃絶研究センターとアメリカのノーチラス研究所などは科学的知見をもとに核の被害についてシミュレーションを行った。「北朝鮮が核を使用後アメリカが反撃」した想定では数か月以内の死者1万1000人、放射線の影響でがんによる死者が最大3万6000人。風向きによっては放射性物質が日本に届き年間許容限度を超えることもある。戦略的に核を用いる以外にも偶発的な使用が発生する場合も考えられ、長崎大学の鈴木達治郎教授は「敵対する国どうしの誤解・コミュニケーション不足で核使用は起こりうる。保有国の指導者たちは核が使用されるリスクを直視し核抑止に頼る安全保障の見直しを」と警鐘を鳴らしている。

キーワード
ウラジーミル・プーチンサーロー節子ノーチラス研究所核軍縮に関するG7首脳広島ビジョン谷口稜曄鈴木史朗鈴木達治郎長崎大学核兵器廃絶研究センター長崎市(長崎)長崎平和宣言
(エンディング)
エンディング

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