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オープニング
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(時論公論)
将棋 藤井聡太「八冠」 前人未到の高みへ
高橋俊雄解説委員が「将棋 藤井聡太「八冠」 前人未到の高みへ」について解説。将棋には八大タイトルがあり、藤井八冠は2020年に棋聖のタイトルを獲得後、次々と他のタイトルも獲得。王座戦で勝ちを収め八冠を達成。そんな藤井八冠の将棋人生は記録づくめ。史上最年少となる14歳2カ月でプロ入りし、翌年には公式戦29連勝を達成し歴代単独1位に。2020年には史上最年少となる初タイトルを獲得。その後、二冠~六冠といずれも史上最年少記録を更新。今年6月には名人を獲得し羽生九段に並ぶ七冠に。そして王座戦を獲得し史上初の八冠を達成。
藤井八冠の強さは終盤の読みの力と序盤の組み立て。序盤から安定しており、相手に付け入るスキを与えない横綱相撲。今回の王座戦五番勝負では第3局、第4局ともに厳しい状況から形勢を逆転。羽生善治が七冠を達成したときと見比べると羽生氏が七冠になった背景にはライバルの存在があった。藤井八冠のライバルは年上で同年代と対局することはほぼないが、今月6日開幕した七番勝負では同学年の伊藤匠七段が挑戦者に。またAI時代の将棋は大きな進歩を遂げており、2017年には当時の名人が2連敗。AIがもたらす変化について藤井八冠は人間側の経験値を上げることにもつながる。これまで以上に強くなる可能性が開けてくるとする一方、AIを利用して自分を高めていくのが大事と話している。
(エンディング)
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