- 出演者
- 池上彰 宇賀なつみ チャンカワイ ケンドーコバヤシ カズレーザー 磯野貴理子 大友花恋 橘ケンチ(EXILE) 浮所飛貴(美 少年)
衆議院選挙では与党が大敗し過半数に届かなかった。与党が過半数あると予算案や法案が通りやすい。与党が過半数ないと予算案や法案を通すために野党との協力が必要で内閣不信任案が可決され退陣の可能性もある。与党は総理・政府に与する政党で、キャスティング・ボートは多数決で勢力が拮抗しているときにどちらかに決定する力や権限を持っていること。また、ゆ党は野党だが与党に協力することもある立場。
イギリスでは日本式のカツカレーが大人気。カツサンドも人気。覆面芸術家バンクシーはイギリスを拠点としている。イギリスでは64年ぶりに新紙幣が発行されたがキャッシュレス時代の新紙幣に疑問の声もある。今年7月には労働党のスターマー首相が誕生し14年ぶりに政権が交代した。
イギリスでは国民投票でEU離脱が決定。2020年末完全に離脱した。EUに加盟していたときはEU内では人や物の移動が自由だったが、離脱すると人や物が簡単に入ってこられなくなった。人手不足で多くの飲食店が閉店し若者にはパブよりゲームバーが人気。イギリスは物価が高くなっている。
イギリスはEU離脱で景気が悪化。5年間で450億ポンドの減税をすると発表したがトラスショックで経済が混乱した。ポンドが大量に売られてしまい通過・株式・国債のトリプル安に。トラス首相は49日で退陣した。
インドはデュワリというお正月の真っただ中。爆竹や花火でお祝いする。蚊は世界で最も人間を殺している生きもので蚊が異常発生したこともある。インドは人口が世界一となり来年には日本のGDPを抜く見込み。インドでは就職が困難でIT人材を生み出している。生活の中でも日本よりもデジタル化が進んでいる。
2000年問題でインドとアメリカの時差はおよそ半日、アメリカがインドにソフトウェアを直すように頼んだ。インドでは職業選択の自由が制限されている。ITは新しくできた仕事で誰でも就ける仕事なので発展した。
国連総会でインドはロシアを非難する決議を棄権した。インドはロシアから格安で大量の原油を輸入している。中国とは国境紛争地帯で衝突があったが先月の首脳会談で関係が改善した。上海協力機構は中央アジアでのテロ対策などを目的に発足。欧米に対抗し得る組織にインドは参加している。
中国ではハイテク産業の開発が盛んで、万里の長城では配送サービスが始まった。子どもの代理で婚活する親も現れている。中国では男性側が高額な結納金を払うケースが多く不景気で結婚離れが加速している。中国では石のペットに癒しを求める若者も増えている。また、日中関係は悪いが日本食は人気という。
台湾情勢は緊張感が高まっている。10月、中国は台湾を取り囲む形の軍事演習を行った。台湾有事を念頭に置いた日米共同統合演習も行われている。これまでのアメリカは台湾の味方だったが、トランプ次期大統領は台湾を「半導体ビジネスを盗んだ」として批判している。前回のトランプ政権時代は新たな戦争は起こさなかった。
ドバイはアラブ首長国連邦を構成する国のひとつ。ドバイの面積は東京都の約1.8倍。国土のほどんどは砂漠だったが1日で1年分以上の雨が降った。雨がほとんど降らず排水を考慮しない作りになっていたが、今ではドバイ全域に排水機能を設ける計画が進んでいる。ドバイは中東では比較的平和で富裕層が多い。ドバイは石油の埋蔵量が少なく世界一の観光地を目指してきた。
ドバイの平均年収は自国民以外で約1400万円。所得税・住民税・相続税もなく酒税も去年停止された。ドバイの収入は半分以上は貿易や不動産などの手数料で収入にも税金はかからないが消費からは手数料をとる。今後も発展が期待される地域という。
イスラエルvsハマスの戦闘開始から約1年。この数ヶ月で急激に危険な状態へと発展。反イスラエルの武装組織にイランが支援した。イスラエルとイランは大きな争いにならないように直接攻撃を避けていた。
イランで現地の人にインタビュー取材。イランでは空爆されたのは軍事施設だからとそこまで緊迫感はない。イランは美意識が高くボウリングが大人気。またアメリカの経済制裁の影響などで通貨の価値はこの5年ほどで約1/10に。インフレがかなり進んでいて食料品が1年で倍の値段になった。国民の6割が貧困層という。イランは大の親日国で「おしん」が人気。
アメリカは共和党も民主党もイスラエル寄りでアメリカはイスラエルの最大の支援国。年間38億ドルを支援している。19世紀後半にユダヤ人への迫害が激化し、アメリカに大勢のユダヤ人が住むようになり政財界に大きな影響力を持つようになった。アメリカ人のノーベル賞受賞者はユダヤ系が約36%、ハーバード大学の学生はユダヤ人が約10%という。宗教的にイスラエルを支持するキリスト教福音派はアメリカの人口の約1/4となっている。