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オープニング映像。
Mリーグ 2019-20シーズンに下剋上を成し遂げて優勝し、2024年5月にU-NEXT Piratesはレギュラーシーズン1位・セミファイナル1位・ファイナル1位と史上初の完全制覇で2度目の優勝を達成した。そんなU-NEXT Piratesが栄光を掴んだその裏側に迫っていく。
2023年8月、Mリーグ 2023-24シーズンの開幕前に鈴木は精度の高い麻雀が見せられると語っていた。この発言の裏には前シーズンでセミファイナルに進出できず不甲斐なさを感じていた鈴木は、白鳥を熱烈に誘って練習に打ち込んできており、それが自信になっていた。Mリーグ 2023-24シーズンが開幕し、初陣を託された仲林は、5戦4勝の活躍を見せた。メンバー全員勝利を掴むとU-NEXT Piratesは、シリーズ前半戦を1位で折り返した。U-NEXT Piratesの強さの源は強い絆で結ばれた団結力にある。仲林はチームで旅行したりとプライベートも一緒に過ごして団結力が増したなどと明かした。2023月12月1日、鈴木は逆転劇を決めるとそこから怒涛の個人4連勝し、リーグタイ記録に並んだ。新記録がかかった12月25日の第2試合で鈴木はトップであった高宮からアガリ、前人未到の5連勝を達成し、続くように仲林と瑞原も勝利を掴んでいった。一方でエース小林は不調に陥っていた。シーズンを振り返った小林は麻雀は良いも悪いもあるものであり、皆の悪い偶然が全部自分に来たと感じるようにしていたなどと明かした。
Mリーグ 2023-24シーズンでU-NEXT Piratesは順調にポイントを伸ばし続け、3月18日には瑞原が個人ランク首位となった。それをメンバーたちが追うように結果を残し続け、チーム内で個人タイトル争いが発生した。この状況に動いたのは小林であり、監督と相談して最初の2戦は鈴木と仲林を登板させ、ポイント上位が3戦へ、3戦で瑞原に届かなければ連闘し、逆転なら瑞原が登板する作戦を提案していた。残る4戦となった3月25日、鈴木が仲林にポイントでリードし、MVPをかけて戦うこととなった。3月28日、鈴木はトップで局を終え、自ら連闘権利を勝ち取り、続くU-NEXT Piratesのレギュラーシーズン最終戦で鈴木はMVPをツモって決めてみせた。一方でMVPを譲る形となった瑞原は、自分がMVPになりたいことと鈴木がMVPになったということは全く別の話であり、チームメイトの鈴木がMVPになったことは素直に嬉しいことなどと明かした。こうしてU-NEXT Piratesは887.6ポイントという新記録を樹立してセミファイナルへ進出した。
Mリーグ 2023-24シーズン・セミファイナルシリーズでU-NEXT PiratesはMVPの鈴木に初戦を託した。しかし鈴木は2着、続く仲林は3着、瑞原もラススタートなってしまった。その後も勝ちきれずポイントを伸ばせずにいたU-NEXT Piratesであったが仲林がチーム9戦目で待望のセミ初勝利を掴んだ。さらに仲林はMリーグタイ記録となる9回のアガリを決め連勝した。一方で5位発進であったEX風林火山が大躍進を見せ、U-NEXT Piratesは遂に首位の座を奪われてしまった。初めて灯った黄信号に、セミファイナルの最終日に絶対的エースである小林が復活の勝利を掴むと、鈴木が勝利で続き、U-NEXT Piratesはセミファイナルも首位通過した。
Mリーグ 2023-24シーズン・ファイナルシリーズはどのチームが勝利しても2度目の優勝となり、U-NEXT Piratesには完全制覇がかかっていた。しかしこれまでのMリーグのファイナル優勝チームは全てが逆転チームであり、2020-21シーズンに圧倒的な強さを誇っていた渋谷アベマズでさえも4位通過の風林火山に優勝を奪われている。
Mリーグ 2023-24シーズン・ファイナルシリーズはU-NEXT Piratesの完全制覇に向けて初戦を任された瑞原であったがラススタートとなってしまった。続く小林がリカバリーする勝利を手にし、仲林もそれに続いた。しかしその後勝利から遠ざかり3チームに迫られたU-NEXT Pirates。瑞原はファイナルでは9戦・10戦が大きかったと語り、試合を振り返った。完全制覇が現実的になった時、小林は前回優勝した年に作ったTシャツを身に着け、Mリーグから離れることを余儀なくされたかつての仲間のためにも勝利しなくてはいけないなどと打ち明けた。そして2024年5月17日、第2試合で仲林はこの局でファイナルを終わらせるためにアガリ牌を見逃す選択をし、完全制覇でシーズン優勝を掴んだ。瑞原らは前年度優勝者はファイナルに行けないというジンクスを打ち破り、連覇しないというジンクスも打ち破って連覇すると語った。