- 出演者
- 井田由美 平松修造
オープニング映像。
皇后さまは12月9日に還暦、60歳の誕生日を迎えられた。6月には全国植樹祭やベトナム訪問、9月には全国豊かな海づくり大会に臨まれ、両陛下そろっての国際親善訪問は21年ぶりとなった。長女の愛子さまについて、皇后さまは「いろいろな時に私達を助けてくれるようにもなってきたと感じます」と感想を述べられた。
愛子さまは12月1日、22歳の誕生日を迎えられた。11月に天皇皇后両陛下と「やまと絵 -受け継がれる王朝の美-」の作品を鑑賞された他、10月の秋季雅楽演奏会は楽しみにされていたという。日本赤十字社の訪問の際には救護活動で殉職した救護員の慰霊碑に白百合の花をたむけられた。
12月23日、上皇さまは90歳の誕生日を迎えられた。持病の心不全については薬の服用などで安定しているという。上皇后さまと規則正しい生活を心掛けられ、夕食後には侍従とオセロや将棋を楽しまれることがあるという。また、皇居内にある生物学研究所に足を運ばれ、ハゼの研究にも意欲的。50年以上の交流があり、御用掛の林公義氏は「90歳になられた今日、現役で標本を見ながら研究される方が世界に何人いるだろうか。陛下以外にいない」と話す。上皇さまは20代から魚類の本格的な研究に着手され、ハゼの分類がご専門。これまでに30を超える論文を発表され、上皇さまが考案された分類方法は多くの学者が取り入れたという。2007年、分類学の父と称されるカール・フォン・リンネの生誕300年記念行事に招かれ、ロンドン・リンネ協会の外国会員になられた。世界に50人しかいないとされる。退位後、新たに2種のハゼを発見したことも発表されている。現在、発表された論文の再検討をするなど、変わることなく研究にひたむきだという。
エンディング映像。
「皇室日記」の次回予告。