2024年2月7日放送 15:10 - 15:40 NHK総合

美の壺
選「あかあかと燃ゆる 炭」

出演者
草刈正雄 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

File594 あかあかと燃ゆる 炭
今回のテーマは

今回は炭の世界を案内する。

キーワード
サンマ
一、白き魔術師 備長炭の味わい

北九州にある鰻屋の店主・吉岡さんの一番のこだわりは炭。備長炭は不純物がなく安定した火力が長時間続く。さらに遠赤外線が食材の芯まで火を通すことから料理人に好まれている。吉岡さんは鰻を炭の間近まで近づけて表面をカリッと焼き上げる。

キーワード
小倉北区(福岡)

備長炭は炭の中でも最高傑作の一つ。白炭と呼ばれる備長炭は平安時代に空海が技術を中国から持ち帰り広めたと言われている。和歌山・みなべ町は紀州備長炭の生産地。ウバメガシは伐採し木作りをして窯入れする。窯の火を一旦絶やすと炭作りに最適な環境が失われるため絶えず窯を良い状態に保っていく必要がある。窯入れは立て詰めで行う。窯出し後は素灰をかけて急速に消化する。

キーワード
みなべ町(和歌山)ウバメガシ中国空海
二、ゆらぎに宿る 侘び寂びの世界

備長炭と並んで炭の傑作と言われるのは菊炭。自然に消化させることで黒く仕上がるため黒炭とも呼ばれる。菊炭は千利休が茶会で使用したことで広まったと言われている。茶事では炭手前の作法がある。炭の変わりゆくさまに時の移ろいを感じ取る心がある。

キーワード
クヌギ千利休
三、炭火を囲み 和むひととき

炭を使った火鉢は奈良時代にはすでに使用されていたと考えられている。江戸から昭和にかけて様々な火鉢が登場した。北大路魯山人も火鉢を愛用していた。

キーワード
北大路魯山人吉兆庵美術館吹墨風星岡茶寮文字瓶掛国立国会図書館枕草子清少納言

千葉・長生郡にある古民家では茅葺き屋根に欠かせないいろりに週に一度は火を入れている。週末にはいろりを囲んだ食事が一家の楽しみ。

キーワード
長生郡(千葉)
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