2024年3月9日放送 1:15 - 1:56 NHK総合

被災地からの声
つぎの一歩「“声”でかんがえる課外授業〜仙台市立岡田小学校〜」

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(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

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仙台市立岡田小学校
(被災地からの声)
“声”でかんがえる課外授業〜仙台市立岡田小学校〜

仙台市宮城野区にある仙台市立岡田小学校がある地区は震災で70人以上が犠牲になり家屋の多くに被害が出た。岡田小学校には一時850人が避難し、仮設住宅が完成するまでの三ヶ月間は共同生活が続いた。今回の課外授業で生徒として参加するのは現在この小学校に通う6年生たち。12年前ここで避難生活を送っていた5人が先生役に。一時間目は12年前のあの日を知る時間。地震が来た瞬間の記憶から話が始まった。地震発生から50分後には津波が地区を襲い、岡田小学校の校庭にまで達した。

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仙台市立岡田小学校宮城野区(宮城)東日本大震災

二瓶明美さんは持ち出したカメラで当時の記録を撮影していたが、その当時の様子を小学生たちに紹介した。岡田小学校に避難した先生役の人たちは自宅は津波で被害を受けて長い避難生活がスタートした。震災から一か月が経過した頃、番組スタッフは岡田小学校を訪ねた。学校の再開に向けて300人の避難者は校舎から体育館へ移っていたというが当時の避難をしている被災者の様子を紹介した。宮本さんは当時体育館から中学に通っていたという。小学生たちは先生役たちに夜は眠れていたか、何を食べていたかなどを質問した。

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仙台市立岡田小学校宮城野区(宮城)東日本大震災被災地からの声

震災の翌月に撮影された被災地からの声は他の先生役の人たちの姿も記録されていた。子どもたちからは次々と素朴な疑問が飛び出し、犬やペットのエサなどはどうしていたか?と質問があがったが近所の動物病院から支援があったという。またペットとその家族は体育用具の倉庫で避難生活を送っていたという。またその避難生活の暮らしぶりなどを子どもたちに紹介した。

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仙台市立岡田小学校宮城野区(宮城)東日本大震災被災地からの声

2時間目に行うのは避難生活の体験。テーマは3つで寝る、食べる、トイレ。いずれも生きていく上で欠かせないが寝ることを体験するグループは、佐藤さんと米山さんの記憶をもとに避難生活を再現。震災直後は宮城県内だけで1300を超える避難所が開設。支援は行き届かずに厳しい避難生活を送ることに。多くの人がつめかけたために当初は知らない人たちとくっつくように寝なければいけなかった。せめて顔が真横にならないように互い違いに寝る工夫をした。この避難所では床にブルーシートを敷いただけの環境だった。そして次にゴザが届き寝心地はだいぶ改善された、次に毛布が配られると環境が少しずつよくなっていく様子を子どもたちは追体験した。その後、体育館には畳が敷き詰められ、環境は大きく改善した。

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仙台市立岡田小学校宮城野区(宮城)東日本大震災

次に当時口にした非常食を体験する。作るのはアルファ化米。水やお湯を入れて所定の時間まで待てばご飯になるが、長期保存が可能で避難所になる学校や施設に保管される。しかしその水は当時渡される人が限定されるほど備蓄品の水では足りなかったという。正しい分量なら美味しく出来上がるが当時の様子を再現するために今回はあえて少ない水を用意。均等に少ない水をわけたが、お湯なら5分でできるが水では1時間かかる。子どもたちは実食しかたいなどと感想を漏らしたが、日常的に美味しい物を食べられていることに感謝をしたいなどと答えた。

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仙台市立岡田小学校宮城野区(宮城)東日本大震災

次のテーマはトイレ。どこの避難所でも大きな問題になった。岡田小学校では、最初校舎のトイレが開放されたがすぐに詰まってしまい閉鎖。一週間は仙台市が用意した2つの仮設トイレでしのいだという。避難所の運営に携わっていた平井さんが先生役に。最近多くの避難所に備蓄されるようになった組み立て式の簡易トイレを体験する。子どもたちはまず簡易トイレを組み立てていくが完成した簡易トイレに排泄物に見立てた紙粘土と水を入れてリアルな状況を再現。平山さんは当時はトイレの中に鍵を落とした人のために探してあげたこともあったというが子どもたちも当時の平山さんのように鍵を探す体験も行った。それぞれの体験を終え、先生役には改めて震災当時の様子を振り返ってもらった。その上で学んだことや、もしまた震災が起こった際にやってほしいことなどを子どもたちに伝えた。

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最後に子どもたちはスケッチブックにきょう学んだことを文字にして紹介した。

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