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吉原工業高校の榛葉達也は高校教師。しかし今はわけあって休職していいる。余命僅か一年しかないという。
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- 富士市(静岡)静岡県立吉原工業高等学校
オープニング映像。
静岡がんセンターに榛葉さんはいた。2022年2月16日にキロ近い体重の減少があり心配した家族が検査を進めた。結果はスキルス胃がんだった。ステージ4だった。娘は2歳になったばかりだが、榛葉さんの体はもう手術できるような状態ではなかった。もっぱら家事をすることが日課になったという。胃がんによる死者数では4万1624人。その数は肺がんや大腸がんについで3番目に多いという。
中でもスキルス胃がん早期発見が難しく発症原因も不明だという。残された時間をどう過ごしていくか。それだけを榛葉さんは考えているという。
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- スキルス胃がん静岡県立静岡がんセンター
榛葉さんは吉原工業高校の体育教師で剣道一家に育ち、競技歴は20年を超える。高校時代はインターハイにも出場し教師になってからも剣道部に顧問を任されてきた。ガンと闘った証を残そうとYou Tubeでの発信を続けている。治療を重ねるたびに体のあちこちが出始めたしびれ。指先の感覚がなくなったというが体の異変を感じているという榛葉さん。教壇にはたてなくても教師としてできることはないのかと、榛葉さんは思いの丈を講演という形で伝えようと思ったと答えた。
静岡聖光学院にやってきた榛葉さん。教え子たちに伝えている言葉はがある。苦しい時に出る姿こそ、本当の自分だということを己にも言い聞かせた。榛葉さんはその後生徒から余命宣告をうけたことにどう思ったかなどを聞かれ、自分の意見を伝えた。同級生との飲み会では中学時代の友人たちは10年咲きも20年先も語り合えると信じている。
榛葉さんは時間と体調が許す限り、教え子の試合を見に行くようにしている。下手でもいいが妥協や中途半端な姿勢は許さないと生徒に熱く始動する。地元の牧之原市で開かれた講演会。その講演会には剣道部の生徒もいた。榛葉さんは生徒を前にいつもの自分に戻れたという。生徒は明日も自分も頑張ろうと思えたと振り返った。
12月に厳しい現実がまっていた。病状が重くなっていると医師から診断され椎葉さんも手の動きに違和感を感じていると語る。がんの転移で募る不安があるという椎葉さん娘が強く育っていると信じたいと答えた。
余命宣告から10ヶ月あまり、新年を迎えた。母校で行われた初稽古ではそこに以前のようなキレはない。榛葉さんは腹水が溜まっていると答え、ガンとの闘いは新たな段階へとうつった。椎葉さんは新しい薬を投与した。浜名高校で講演会を行った。
椎葉さんはその後病院へ向かったが医師から数値が悪いという結果を伝えられた。妻はこの結果に涙を流したという。榛葉さんは薬が打てなかったという。
薬の副作用で髪の毛が抜けてくるので断髪するとYou Tubeで伝えた。余命宣告からまもなく一年。同僚たちも榛葉さんのことを気にかけている。榛葉さんは妻がまだ遊びに行きたいのに我慢をさせてしまっているので、すごく申し訳ない気持ちになっていると答えた。椎葉さんは誕生日を迎え、妻と娘の誕生日も祝いたいと思っているという。
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2023年7月3日(2:20)