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イングランドで今躍動しているのが女子サッカーの最高リーグウィメンズ・スーパーリーグ。全12チームで争われ現在多くの日本人選手が活躍している。エバートンFCに所属する林穂之香はイングランドの女子リーグについて「色々な国から選手が来て試合のクオリティーが違う。サッカーが身近にあるというのを感じる」などと話した。女子リーグが盛り上がっている背景には2022年欧州選手権でイングランドが初優勝を飾ったことがある。
レイトン・オリエントFCウィメンは2021年に設立。7部のアマチュアリーグに所属している。コーチを務めるオリビア・ウォーズフォルドはアマチュア選手として20年以上プレーしてきた。レイトン・オリエントFCウィメンでは8~16歳の女の子が参加し育成プログラム・ETCを開催。ETCはイングランドサッカー協会が女子サッカーの育成と発展のために設立。低所得者層のために奨学金制度も用意されている。
リバプールFCウィメン・長野風花に独占密着。海外挑戦は韓国、アメリカに次いで3カ国目。
長野風花に独占密着。夢を叶えるための海外挑戦で長野が肌で感じているリーグの印象はリスペクトや注目されていることを感じると話した。女子サッカーの未来については小さい子どもが憧れるような存在になっていかないといけない、女子サッカーが前に進んでいくために変えたいなという気持ちがあると話す。ジェンダー平等な社会については女性だからできないという概念からなくなってほしい、お互いがリスペクトしあって良さを認め合う社会であってほしいなどと語った。
ブレントフォードFCウィメンは2021年に設立、現在6部のアマチュアリーグに所属している。選手たちは仕事や学校に通いながらプレーをしている。近年、イングランドでは女子がサッカーを当たり前のようにできる環境が整ってきたが以前は全く違ったという。ブレントフォードの女子チームが誕生するまでにはゼネラル・マネージャーのエイミー・クルックさんのサッカー人生が大きく関わっていた。
ゼネラル・マネージャーのエイミー・クルックさんは12歳の頃、本格的にサッカーを始めようと思ったが当時は偏見の目から男子チームには入れず地元には女子チームもなかった。エイミーさんやサッカーをする女の子たちのために作られたのが現在のチームの前身となるブレントフォード女子チームだった。父親のロジャーさんがコーチをしながらチームを運営することでエイミーさんは大好きなサッカーを続けることができた。エイミーさんは31歳まで現役を続け、そこからマネージャーとしてチームを率いてきた。それからおよそ30年、男子のスタジアムで試合を開催し5000人以上の観客が集まった。数々の記録を打ち立ててきたエイミーさんの功績が認められてクラブの殿堂入りを果たした。この日はイングランド女子サッカーFAカップ。リーグ所属の全てのチームが参加でき優勝賞金は約8500万円。初めての3回戦進出をかけ格上の4部チームと対戦し、ブレントフォードが勝利。
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今年9月、インドネシア女子代表の選手たちが日本を訪れていた。女子チームの未来を託されたのは望月聡監督。なでしこジャパンのコーチとして2011年W杯初優勝に貢献した。その指導力に白羽の矢を立てたのがインドネシアサッカー協会。インドネシアでは2019年に国内リーグが誕生したがコロナ禍で中断し再開のめどは立っていない。この日は浦和レッズレディースとのトレーニングマッチ。選手たちは必死に食らいつくが実力の差は歴然。それでもベンチに戻るとみんなで意見を出し合う。試合は大差での敗戦となったがうなだれる様子は微塵もなく前だけを向いていた。