2026年8月14日放送 19:00 - 19:30 NHK総合

NHKニュース7

出演者
今井翔馬 森下絵理香 近藤奈央 豊島実季 山本未来 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像が流れ、出演者が挨拶をした。

(ニュース)
25回の「記録的短時間大雨」雨雲が長時間…初の“レベル5”

「令和8年8月千葉豪雨」と名付けられた記録的な大雨。厚い雨雲が関東にかかってきたのは、きのうの夕方だった。その後雨雲が千葉県にかかり続け、状況はどんどん悪化した。そして午後7時半、大雨特別警報のあとレベル5土砂災害特別警報が発表された。今年5月に新たな防災気象情報がスタートしてから、初めてのことだった。その後も千葉県内では記録的な大雨を知らせる速報が立て続けに出された。大雨特別警報の範囲は22の市と町に拡大し、土砂災害特別警報も6つの市に発表された。千葉県ではきのう午後5時すぎからきょう午前1時すぎまでの約8時間の間に、「記録的短時間大雨」の気象防災速報が25回も発表された。この記録的豪雨で、千葉市では平年8月の1か月分の約3倍の雨がわずか半日で降った他、県が千葉市緑区に設置した雨量計では昨夜6時からのわずか6時間で約450ミリの雨を観測した。

冠水道路で立ち往生 車内で一夜明かした人は

大雨から一夜、千葉県佐倉市では動かない車が複数台道路に止まっているため、渋滞が発生していた。路上に残されていた車両のドライバーの1人は、きのう夕方に職場から車で帰宅する途中に道路の冠水で動けなくなったという。JAF(日本自動車連盟)などに電話したがなかなか連絡がつかず、仕方なく車中泊することに。車は午後になってようやくレッカー車で運ばれていった。

“車から出られず”通報多数 車内などで8人死亡

JAFへのレッカーなどの依頼は、きのう1日だけで約2,200件。消防にも「車から出られない」といった通報が相次いだ。きょう午前1時ごろに千葉県庁の近くで撮影された映像には、道路が広く水に浸かり水位が車体の半分ほどの高さに達している様子が映っていた。千葉県柏市では冠水した道路に浮かぶ車から男女2人が救助されたが、女性は亡くなった。佐倉市では水没したタクシーの車内から女性が見つかり、その後死亡が確認された。警察や消防によると、千葉県内では今回の大雨で計8人が死亡したという。静岡大学の牛山素行教授は「大雨で流れがあるときは、車でも徒歩で移動しても流されやすさはほとんど変わらない。雨風が激しい時は車での移動は極力避ける。浸水域を見たら引き返す、立ち止まる心がけが重要」などと語った。またJAFによると車が浸水した場合、「できるだけ早く車外へ脱出することが重要」だという。「ドアや窓が開かなければ、緊急脱出用のハンマーで窓ガラスを割って脱出することになる。万が一に備えて運転席から手の届く範囲にハンマーを負いてほしい」としている。

土砂崩れ・浸水・停電 一夜明け被害明らかに

記録的な大雨による被害の状況が明らかになってきた。住宅や道路に土砂が流れ込む様子は、広い範囲で確認された。千葉市と東金市を結ぶ千葉東金道路では、道路の脇にある複数の法面が崩れた。千葉県によるとこれまでに確認された建物の被害は全壊が1棟(千葉市)、半壊が4棟(千葉市・茂原市)、一部損壊が3棟(茂原市・南房総市)だという。また床上浸水は83棟、床下浸水は87棟に上っているという。浸水のあった地域では、住民たちが片付けに追われていた。浸水で営業休止を余儀なくされた飲食店もあり、千葉市中央区の焼肉店では冷蔵庫などが使えなくなったという。千葉県では午後5時すぎ時点で約1万8,450戸が停電している。

大雨 公共交通機関に影響 帰宅困難者を受け入れ

帰宅の時間帯を襲った今回の大雨。公共交通機関がストップし、多くの人が自宅に帰れなくなった。きのう午後7時すぎに千葉市中央区のJR蘇我駅で撮影された映像には、水位が歩行者の膝あたりまで上がっている様子が映っていた。駅構内には多くの人が残され、混雑していた。松戸市で走行中のバスで撮影された映像には、ドアの隙間から車内に水が入り込み次第に車内の水位が上昇していく様子が映っていた。撮影した乗客によるとバスには4、5人が乗っていたが、運転手の指示で車内の後方へと移動した。バスは徐行運転で駅に到着し、全員バスを降りることができたという。自宅に帰れなくなった帰宅困難者を、千葉県庁など千葉市内11か所の施設で受け入れた。県庁では最大で約1,800人が一夜を明かし、飲料水やクラッカーなどが提供された。成田空港では空港から出発する電車やバスが運休したため、一時約7,000人がターミナルにとどまった。とどまった人には空港会社から水や食料、寝袋が配られた。今回の豪雨では、自治体が大地震などを想定して整備した一時滞在施設を開放して帰宅困難者を受け入れた。専門家は「帰宅困難者の対応はおおむねできていたと評価できる」としたうえで、「突発的な大雨での帰宅困難者対策も検討していく必要がある」と指摘している。東京大学大学院の廣井悠教授は「行政は民間と連携し、一時滞在施設のさらなる確保と適切な対応を進めてほしい」などと語った。

JR東日本によると千葉県内では一部路線で運転が再開されたが、終日運転を見合わせる区間も出ている。特急列車では成田エクスプレス、内房線「さざなみ」、外房線「わかしお」、総武本線「しおさい」が終日運転を見合わせる。あすの運行については現在検討を進めているという。また東日本高速道路によると、午後5時の時点で圏央道の松尾横芝ICと茂原長南ICの間の内回りと外回り、千葉東金道路の千葉東JCTと東金JCTの間の上下線で通行止めとなっている。高速道路の脇にある複数ののり面が崩れていて、土砂の撤去など復旧作業を行っているが通行止めの解除の予定は未定だという。

相次いだ浸水被害 “谷津地形 影響の可能性”

千葉県大網白里市では広い範囲にわたって住宅や田んぼなどが浸水したほか、千葉市や茂原市、佐倉市などでも浸水する被害があった。千葉県内では8人が亡くなり、千葉市で3人、佐倉市で2人、柏市・市川市・八千代市では1人が亡くなっている。水害に詳しい中央大学研究開発機構の山田正機構教授は、千葉県北西部に広がる「水がたまりやすい地形」を指摘した。山田教授は「地形が谷津地形で、勾配が緩く川の勾配が緩いため水がはけていかない」などと語った。標高の低い窪地は台地が侵食されてできたもので、大雨の際に水がたまりやすいうえ、今回のような豪雨では川の水が逆流する現象も起きた可能性があるという。千葉県の沿岸部には埋め立てで標高が低い場所があり、そうした場所に水が集まり各地で浸水が相次いだと考えられると指摘している。山田教授は、こうした地形が千葉県以外にも存在すると指摘し「全国で似たようなことが起きる。起きたことを勉強し積極的に取り組んでいくことが大事」などと語った。

関東明け方にかけて 非常に激しい雨のおそれ

千葉県内では午後になっても再び局地的に雨が降った。これまでに降った雨で、千葉市内にはレベル4土砂災害危険警報が発表されている。千葉県を含む関東では、きょう局地的に雷を伴って1時間に50ミリの非常に激しい雨が降るほか、その後もあすの明け方にかけて激しい雨が降るおそれがある。あす夕方までの24時間に降る雨の量は、関東の多いところで100ミリと予想されている。今後少ない雨量でも、土砂災害などの危険度が高まるおそれがある。土砂災害や川の増水、氾濫、低い土地の浸水に警戒が必要。

熊本地震で被害の九州道 17日ぶり全線通行可能に

九州を南北に走る九州自動車道は、熊本地震発生から17日ぶりに全線で通行が再開された。松橋ICとえびのICの間は、地震で橋梁部分が損傷するなどして通行止めになっていた。

運転取りやめ通dク九州新幹線 “断層付近に大きな被害集中”

一方九州新幹線は、一部区間で運転取りやめが続いている。八代市の上空からの映像から、線路の土台部分がずれて隙間が見えたり、線路がつながっていない様子が確認できた。被害は約300か所に及ぶという。高架橋の損傷など構造物の大きな被害は、今回の地震でずれ動いたとされる日奈久断層帯が通る熊本県の新八代駅から新水俣駅の間に集中していることが新たにわかった。JR九州は「今月中の再開は困難な状況。再開の見通しは今月中に示したい」としている。

中継 熊本城 早期再開の背景は

熊本城から中継でリポート。復旧に向けて元気を届けようと、終夜ライトアップがされている。お盆の時期ということもあり、日中は多くの観光客で賑わった。再開初日のきのうは3000人あまりが訪れたという。今回の地震では石垣が崩れるなど、新たに59か所で被害があった。そんな中でも天守閣は普段と変わらない姿を見せている。天守閣の地下には制震ダンパーが施されており、10年前の地震のあとに約50か所設置され今回の揺れからも守ってくれたと考えられる。通常制震ダンパーは見せない造りを取るが、「不屈の城、熊本城が復旧していく姿を見守ってほしい」とあえて見せる造りになっているという。

熊本 阿蘇山 噴火警戒レベル3に

熊本県の阿蘇山について、福岡管区気象台は噴火警戒レベルを「入山規制」を示す「3」に引き上げた。噴火警戒レベルが引き上げられたことについて、気象庁は会見を開いた。藤貴志火山監視課長は「火口となる中岳第一火口からおおむね2キロの範囲では噴火に伴って弾道を描いて飛散する大きな噴石、火砕流が発生した場合は2キロの範囲に到達するおそれがある。危険な地域には立ち入らないように」などと語った。

プーチン大統領の北方領土訪問 反応

ロシアのプーチン大統領が北方領土を訪問したことについて、国連の報道官が13日の会見で関係するすべての当事者に対し自制を呼びかけた。またアメリカ国務省の報道担当者は「アメリカ政府は日本の北方領土に対する主権を長年認めてきた。インド太平洋地域の平和と安定を損なおうとするいかなる行動にも強く反対する」とコメントした。一方中国とロシアの駐日大使は「第2次世界大戦の勝利の成果を否定するあらゆる行為に、断固反対する」などと主張している。

クロマグロ漁獲枠 18日に再び会議

先月開かれた国際会議で合意に至らなかった太平洋クロマグロの漁獲枠をめぐり、水産庁は「18日に再び会議を開催する」と発表した。18日の会議では「漁獲枠を小型魚では6%減らす一方で、大型魚は25%増やす」などとした調整案を軸に交渉が行われる見通し。先月の会議で大型魚の増枠を含む調整案に反対したメキシコが、その後の日本との協議では一転して案を指示する意向を表明していて、増枠で合意できるかが焦点。

「エルニーニョ現象」歴史的な水準か

南米ペルー沖の赤道付近の海面水温が平年より高くなり、世界各地で熱波や干ばつといった異常気象を引き起こす「エルニーニョ現象」。アメリカ海洋大気局(NOAA)は13日、「ことしの秋から冬にかけて、歴史的な水準になる確率が高い」という予測を発表した。「特に10月から12月にかけては、1950年以降の記録の中で最も強くなる確率が69%に上る」としていて、専門家は「日本で台風の発生が増え、勢力も強まるおそれがある」と指摘している。

第1試合 花巻東×岡山学芸館

夏の全国高校野球は、大会10日目。第1試合は岩手の花巻東高校が岡山学芸館高校と対戦した。花巻東は1回、チャンスで赤間史弥が「絶対に先制点を取る」とタイムリーツーベースを打ち、この回さらに1点を追加した。対する岡山学芸館は、3回に1アウト3塁のピンチでレフト・藤原颯大の好返球で追加点を許さなかった。7回、花巻東の赤間はこの日3つめの盗塁を決め、次のボールをキャッチャーがそらした瞬間にホームに突っ込んだ。記録はホームスチールで、機動力を発揮した花巻東が3年ぶりの3回戦進出を決めた。

10日目

夏の全国高校野球、10日目の結果を紹介した。第2試合は茨城の霞ヶ浦が徳島の鳴門渦潮に勝った。

11日目

夏の全国高校野球は、あすから3回戦が始まる。第4試合では記録的な豪雨で被害が出ている千葉の代表・拓大紅陵が宮城の仙台育英と対戦する。

千葉代表 拓大紅陵が前日練習

拓大紅陵の選手たちはきょう、地元・千葉に勝利を届けようと調整した。初戦で決勝タイムリーを打った阪本幹太は千葉市に住んでいて、友人の家が浸水する被害を受けたという。阪本は「力を与えられるようなプレーをしたい」などと語った。

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