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劇作家・演出家の根本宗子は次々と話題の舞台を手掛け、小説家としても活動している。高畑充希の主演舞台「宝飾時計」にも関わり、椎名はテーマ曲を提供した。今回、椎名、根本が対談。根本は公演で地方を訪れると、自分が手掛けてきたことは認知されているのかと気になるという。デビュー25周年の今年、椎名は精力的に様々なことにチャレンジし、1月にはリミックスアルバムを発表。4月、アニメ「地獄楽」の主題歌「W●RK」でmillennium paradeと共演を果たした。そして、8年ぶりとなるCDシングル「私は猫の目」もリリース。
椎名林檎が「私は猫の目」を披露した。
根本は「わかってくださる方がどこかにはいるはずと信じたい部分もある」と話し、椎名林檎は根本が手掛けた「宝飾時計」を両親が観劇し、号泣していたと明かした。高畑充希が主演し、役者として生きてきた主人公が30歳を迎え、人生が誰のためのものなのか向き合う。椎名は同作でテーマ曲を担当した。根本は元々、俳優としても活動していたが、2020年にピリオドを打った。椎名は歌うことよりも、作詞、作曲に費やす時間の方が膨大で、そのための状態を整えることも大変と話した。根本は毎回、締切までに作品が間に合わせることができるのか心配で、「奇跡的に書けてるだけ」と大声で打ち明けたいという。
根本はスキーのモーグルに熱中していたが、中学の時にリレーで負傷。体内にボルトが入っていて、何度も手術を経験していた。競技人生にもピリオドを打ち、「これからどうしよう」と思っていたなか、母親が中村勘三郎の夫人と幼馴染だった。中村が「大人計画」の舞台に出演することになり、根本は観劇して衝撃を受けたという。中村とも話す機会があり、舞台に興味を持った。中村は古典作品を新たな演出で上演する「コクーン歌舞伎」も手掛け、「三人吉三」で椎名林檎は音楽を担当。椎名は「歌舞伎に女性の歌声が流れるのは変だ」と訴えるなど、本人としては消極的な取り組みだったという。ただ、歌舞伎の門戸を広げようと努めた中村の考え、言葉に触れ、椎名は大切に持ち続け、培養していかなければいけないと感じたという。根本は「ありあまる富」を作ってくれたことを感謝し、歌詞を音読することがあるという。
椎名林檎が「ありあまる富」を披露した。
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