- 出演者
- リリー・フランキー 上白石萌歌 工藤静香 郷ひろみ 田島貴男(Original Love) ELAIZA
今回は、中島みゆきナイト。1975年のデビュー以来、一貫して自らの言葉で語りかけてきた中島みゆき。時に鋭く、愛情深く様々な女性像を描き、普遍的な賛歌を届けてきた。今夜は中島みゆきをリスペクトするゲストがカバーする。
オープニング映像。
今夜は中島みゆきの音楽世界をお届け。ゲストには中島みゆきをリスペクトする面々が登場した。工藤静香は25作の楽曲提供を受けていると長い付き合いであることを話した。郷ひろみは同時代で活躍し楽曲提供も受けているが、会ったことはないと言う。田島は中島みゆきを知ったのは小学生時代だと言い、当時別れの歌はよくわからなかったがラジオでの中島の明るい印象にギャップを感じていたとのこと。ELAIZAが初めて知ったのは「地上の星」だったという。
中島みゆきは1975年「アザミ嬢のララバイ」でデビュー。孤独と祈りが共存した歌詞世界とフォーク調のサウンドに陰影のある旋律。当時の音楽シーンに衝撃を与えた。1970年代のデビュー直後から独自の音楽世界を開拓し、表現者として数々の物語を紡いできた。
70年代を象徴する1曲「わかれうた」、1977年に発表し初めてシングルチャート1位に輝いた名曲。強烈な歌詞で幕開けする楽曲なものの、それだけが残らず楽曲に溶けこむと話した。今回、工藤静香がカバーするにあたり少しアレンジを加えたが、女性像は保ったままにしたとのこと。この歌を”いま聴きたい”と思ったため選んだと言う。
「わかれうた」を工藤静香がカバーし、スタジオトーク。アレンジの雰囲気について”違う雰囲気の悲しみを感じる”とコメントが上がっていた。また、中島みゆきの音楽について意見を語っていた。
1980年代になると、複雑な恋心を軽やかに歌い上げた「悪女」がシングルチャート1位を記録した。今夜は、「悪女」発表の1981年に「お嫁サンバ」で世間を湧かせた郷ひろみがカバーする。当時から自身とは全く対比していた音楽世界だったと話す郷ひろみ、「悪女」の歌詞についてもゲストたちがそれぞれ感じた感想を上げていた。
「悪女」が発表された80年代、中島みゆきはシングル17枚・アルバム11枚と数々の名作を発表。中でもアルバム「生きていてもいいですか」には、情念をむき出しに歌った「うらみ・ます」を収録。黒一面のジャケットと共に強烈なインパクトを刻んだ。音楽の表現は多岐に渡り、時にはリアルな描写で闘う人々へエールを贈ることも。さらにデビュー初期から様々なアーティストへの楽曲提供でも知られている。中島みゆきならではの表現で数多くのヒット作を生み出してきた。
名曲カバーセレクションが流れ、スタジオトーク。カバーされると原曲の”骨格の美しさ”が改めて感じられる、カバーした人の中に中島みゆきの血が少し入るように見えるとのコメントがあがった。
時代を超えて歌い継がれる中島みゆき作品。中でも、1975年発表のセカンドシングル「時代」は、あらゆる世代の心を揺さぶり続ける屈指の名曲。デビューから50年半世紀に渡り愛される曲を、今夜はELAIZAがカバーする。
ELAIZAが中島みゆきの「時代」をカバーした。
「時代」ELAIZAカバーが流れ、スタジオトーク。どこか気だるい様子に説得力を感じた、違和感がないとコメントがあがり。工藤静香からは気だるさの中に艶があると言われ、恐縮していた。
「The Covers」の番組宣伝。
90年代になると中島みゆき作品は、ドラマやCM・映画のテーマソングに数多く起用され、人々の心に刻まれるヒット作を連発。その作品たちはTVや映像作品を通して、より幅広い層へと親しまれていく。
中島みゆき2000年代の名曲「ヘッドライト・テールライト」。NHK・プロジェクトXのエンディングテーマとして描き下ろした、未来を照らす名曲。今夜は、ORIGINAL LOVE・田島貴男がカバーする。この曲を選んだ理由は歌いやすいからだと話す田島、ソウルミュージックのような感じで歌えるかなと思ったと言う。また、歌詞について普遍的な人間賛歌だとの意見が上がっていた。
「ヘッドライト・テールライト」田島貴男カバーが流れた。