大和ハウスと川崎市が連携し医療・福祉などの世界最先端の研究開発拠点がきのう完成した。羽田空港沿いの多摩川を渡った場所に「殿街プロジェクト」が完成、東京ドーム1個分の敷地に再生医療やエネルギーなどの研究機関が入居を検討されエリア内には誰でも利用可能なホテルもある。羽田空港からは回らないと行けなかったが去年3月に多摩川スカイブリッジが開通し車で5分となった。もとはいすゞ自動車の川崎工場があった場所で川崎は京浜工業地帯の中核を担っていたが工場数はピーク時から3分の1に減っている。製造業の海外移転などで広大な土地を計画的に再開発してきた。担当者は元々川崎はダンスなどの若者文化が盛んで東京や横浜に近く利便性が高いエリアで若者をターゲットにファミリー層も取り込む開発の狙いが実を結んだと話した。JR川崎駅東口には2022年に映画館など併設のラ チッタデッラがオープン、2028年にはスポーツ試合や音楽イベントが開ける1万人規模のアリーナや宿泊施設を備えた複合エンターテイメント施設が開業予定。ファミリー向けには西口で2006年にラゾーナ川崎プラザがオープン、その後東芝未来科学館や水族館がオープンしている。川崎市の人口は増加、36年連続でトップ、政令指定都市で最も若い43.7歳となっている。