うなぎ商戦がはじまり1000円台も続々となっている。都内の専門店では真夏の暑さが続出する中、今月の売り上げはすでに去年の1.4倍ほどにまで伸びているという。日本うなぎを中国で養殖することで価格を抑え1000円台のうな丼も提供しているがちょっと贅沢なイメージもあり、その声に応えるべくうなぎの”お手頃商戦”が始まっている。まずは大手牛丼チェーンが先週からうな丼の販売をスタートし、価格は980円となっていた。また大手弁当チェーンはきょうからラインアップにうな重が登場した。そして福岡県北九州発、今年都内に初上陸したうどんチェーンもうなぎメニューを展開した。さらに家庭で味わいたい人にも朗報となり、埼玉・越谷市のスーパーでは鹿児島県産うなぎは税込1491円となっていた。去年と比べ約1割ほど安くなっており、売り上げは1割増だという。海で稚魚「シラスウナギ」をとり養殖池に入れて育てる国産うなぎだが、今年の漁期で池に入れられた稚魚は全国で18.2トンとなり去年より2トン増えている。この豊漁に伴い、シラスウナギの仕入れ価格は1キロ250万円から170万円まで大幅ダウンしているという。秋以降には店頭価格はさらに下がる見込みとのこと。
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