「おしゃぎり」と呼ばれる豪華な山車を引いてお囃子とともに街なかを練り歩く新潟県村上市の村上大祭が開かれた。毎年7月に開かれる村上大祭は江戸時代から続くとされる伝統行事で、山車を引いて練り歩く「おしゃぎり巡行」は国の重要無形民俗文化財に指定されている。きょうは地元の神社に、金ぱくや漆を塗り重ねた「堆朱（ついしゅ）」と呼ばれる伝統工芸などが施された18台のおしゃぎりがそろった。おしゃぎりの行列が武将にふんした子どもたちに先導されながらにぎやかなお囃子とともに街なかを練り歩くと、沿道の見物客から拍手や声援が送られていた。おしゃぎりは今夜遅くまで引き回される。