ここからは災害時の行動に詳しい松尾一郎特任教授の解説。豪雨被害が続く要因として3つあり、1つ目は、地球温暖化、短時間で大量の雨が降る。12時間で370ミリ降った千葉の雨は300~500年に1回降るような雨だという。2つ目は河川・下水など施設の能力不足。300ミリが12時間で降れば施設が持たない。そういう意味ではやはり施設の能力が不足しているということ。3つ目は車移動中の犠牲者増加。自然の変化に社会が追いついていないとのこと。今日は特に車移動中の犠牲者を防ぐためにはどうすればいいのかについて。千葉豪雨の時に千葉市内で車を運転していた400人にアンケートをとった。ドライバーの行動についてアンケート結果として、激しい雨で不安になった36%、危機感は持っていた30.5%の一方で、気にしていなかったが22%となった。松尾さんは気にしていなかった22%をいかに少なくしていくかが重要とし、自然の変化に気づくことの大切さなどを話した。また移動中に危険に遭遇した人は400人中198人にのぼり、約半数の方が移動中に危険があったとういう結果になった。危険な状況下で運転を続けた理由については、まだ通行できると思ったなど、自分は大丈夫だと思った方が231人、自宅へ帰る必要があったや仕事上の理由などが97人だった。気象情報を見聞きしたかについてはレベル5大雨特別警報の状況でも「見聞きしていない・見聞きしたが危機を感じなかった」人が3割という結果となった。これについて松尾さんは大きな課題などととコメントした。松尾さんは対策として、命につながる防災や気象の情報は即時・的確に伝える、浸水・冠水リスク情報を移動者に確実に知らせる、浸水リスクのある箇所への進入抑制策・規制策を挙げた。危険な道路は止める仕組みを作っておく、看板や表示板を水位を感知したら赤になるような物をつけるなど国で考えた上で、ドライバーを押し留め、先へ行かせないようにするというのが重要などと話した。岡部さんは気候変動に合わせて交通ルールやドライバーの意識もアップデートしていかなければいけないと思うなどとコメントした。
