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「特別養護老人ホーム なぎさ和楽苑」 のテレビ露出情報

きょうのテーマ「ひとごとではない認知症の徘徊1人歩き」。街でシニア世代に質問すると、不安に思う人がいる一方で、自信満々の人も。しかし、その日は突然やってくる。取材に協力してくれたのはアルツハイマー型認知症のタカシさん(72歳)。タカシさんが認知症と診断されたのは62歳の時。当時、日常生活は1人でも問題なかったが2年前、症状が突然進行。そのため現在はデイサービスに通っている。取材したこの日は7月19日(金)だが、タカシさんは曜日や時間、自分がいる場所の感覚が薄れていて、そのため自分が帰る時間でさえ…。しかし、このあともタカシさんはうちに帰ると言って何度も部屋を出て行く。徘徊、1人歩きといわれる認知症の症状。スタッフは無理に引き止めず穏やかに声をかける。1人歩きをする原因は様々だが、タカシさんの場合は今いる場所に不安を感じ、安心できる自分のうちに帰りたいという衝動が原因だと考えられている。そんなタカシさんの日課はランニング。妻のナオミさんと一緒に走る。ランニング姿はとても症状が進行しているようには見えないが、夫婦で20年近く暮らしている家なのに夜になると自分のうちに帰る」と1人で外に出ようとする。
本人の気持ちを大切にしながら1人歩きを防ぐのは簡単なことではない。妻・正子さん(82歳)は認知症で、ひとり歩きの症状がある。夫・昭さん(86歳)は一緒に暮らしているが、「ところでさ、あなたの奥さまは何で来ないの?来たり来なかったりでさ」「私があなたの奥さんっていうのは全然ない、残ってない、頭に」と時々、夫が誰か分からなくなることが。同じ秋田出身で55年間、苦楽を共にしてきた昭さんと正子さん。この日は夫婦仲良く近所に買い物。ところが、その帰り道で突然、正子さんが1人で歩き出し…。認知症の人は介護者の対応によって拒否や反抗、怒りっぽくなり、1人歩きの原因の1つと考えられている。昭さんの体力を考え、スタッフだけで正子さんを追うことに。このあとスタッフが自宅まで送り届けた。認知症の妻・正子さん(82歳)、一緒に暮らしている夫・昭さん(86歳)のケースを紹介。正子さんは自宅にいる時も「自分の家に帰る」と外に出ていくことがあるという。家を出て数秒で姿が見えなくなった。行方が分からなくなり警察に保護されたことも1回や2回ではないという。そのため1人歩きを防止する対策はいくつもしているという。玄関を見るとドアには、鈴を付け、ドアチャイムも。自宅の裏には手製のバリケード。夜、寝る前には門扉が開かないよう自転車をチェーンでくくりつけ頑丈にロック。それでも外に出た場合にスマホには位置情報が分かるGPSアプリが。
しっかり者で片付け上手だった正子さんは3人の子どもを育てたが10年前、72歳の時に異変が。戸惑いながらいくつもの病院を受診。結果、アルツハイマー型認知症と診断された。そのタイミングが引っ越し。40年間住み慣れた家から家庭の事情で引っ越してガラリと変わった環境が影響したのか、その2年後、認知症になった。現在は一緒に住む昭さんが献身的に介護する。昭さんは普段、機械関係の会社で働いているため、正子さんは週6日デイサービスを利用。そのうち1日だけは宿泊し、この日が昭さんにとって唯一、自分の時間が持てる日。思わずこぼれた本音。2人に差し込んだひと筋の光。そのきっかけが今年6月に行った正子さんの白内障の手術。その結果、なぜか1人歩きが減ってきたという。結婚生活56年目に突入した昭さんと正子さん。これからも二人三脚で歩いていく。
住所: 東京都江戸川区西葛西8-1-1
URL: http://www.nagisawarakuen.or.jp/

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