大手製薬会社が中堅以上の男性社員向けに開いた研修会では電気刺激で生理痛を疑似体験する取り組みが行われ、その装置を付けたまま働きやすい職場づくりについて考える会議も開かれた。「生理中の仕事の困難さ」について、男性は女性の実感の2割減程度に思っているという。また、女性が生理痛で欠勤する日数は平均で1か月に0.45日だが、男性は実際の4倍の1.72日休んでいると思っているという。また、生理について正しい知識を学ぶ機会がないまま親になり、娘に不要なガマンをさせてしまう「親ブロック」もある。経産省によると、女性特有の健康課題による経済損失は年間3兆4000億円にのぼると試算されている。