7月20日に投票が行われる参議院選挙。障害のある人やお年寄りなど誰もが投票できるために必要な支援を解説。障害、病気などで投票が難しいなどで投票を諦める人も少なくない。そうした人の数は調査されていないが、2022年の横浜市議会議員選挙で横浜市が調べたところ、全有権者の投票率は42.83%だったが、要介護認定の人は24.27%、知的障害のある人は27.53、身体障害者は36.51%など。参院選の投票所は2019年から2022年にかけて1008か所減少した。自治体の支援策としては、移動期日前投票所などがあり、2019年から2022年にかけて広がっている。投票所の整備も課題で、ルーペや文鎮などは半分ほどしか設置されていない。最近増えているのは、視覚障害者向けに作られた投票用紙記入補助具。候補者を自分で書くのが難しい人は代理投票できるが、声に出しての確認に不安の声もある。このほか、特別支援学校で広がる模擬投票など様々な取り組みも行われている。せんきょのことばの編集を担った・関西医科大学・菅谷泰行さんは「障害のある人は暮らしを良くしたいという思いが強い。本が接点になり、選挙に行くきっかけになれば」と話す。NHK特設サイト みんなの選挙には役立つ情報が掲載されている。