葉がしおれ、実が変色してしまったイチゴ。よく見ると実の一部も裂けている。これは今シーズン最長の寒波が各地に大雪を降らせた先週木曜日に撮影された北陸地方にある農園のイチゴの異変。厳しい寒さの影響だという。寒さによる生育不良は岐阜・山県市のイチゴ狩り農園でも。今月、長く居座った2回の寒波など厳しい寒さが続く今シーズン。ハウスの周りに雪が積もり、中が冷えてしまうだけでなく、上に積もった雪が日光を遮ることもあり、実ったイチゴが当初の見込みから3割程度減っているという。こちらの農園では予約の受付数も通常の7割程度に制限している。一方、横浜市のイチゴ農園では頭を抱える悩みがあるという。今シーズンは料金を500円値上げせざるを得なかったという。暖房機の稼働回数が増え、重油の使用量も増加。ガソリンと同様、重油価格の補助も縮小した中、月の燃料費が去年と比べて約20万円増えたという。さらに人件費などの影響もあり、今シーズンは大人1人の昼のイチゴ狩りの料金を500円値上げした。番組が関東のイチゴ狩り農園20軒に今シーズンの料金の値上げについて訪ねたところ、半数の10軒が値上げしたと回答。背景には燃料費に加え、肥料など資材の高騰などもあるという。