熱戦が繰り広げられたパリ五輪からおよそ1か月半。すでに4年後のロス五輪に動き出した柔道・村尾三四郎選手を取材。パリオリンピックでの決勝での相手は東京五輪で金メダルを獲ったベカウリだったが、惜しくも村尾は銀メダルとなった。パリ五輪から1か月後、母校・東海大学で、後輩たちを相手に再び稽古を始めた村尾選手の姿があった。村尾選手が柔道を始めたきっかけは、姉が通う柔道クラブについていったことだったという。礼節を重んじる村尾選手について、つくばユナイテッド柔道・岡田弘隆代表は「きちっとできる子で、模範となるような行動をしていた」と話す。その後も高校、大学、実業団と自ら強豪を選んで研鑽を積んできた。東海大学柔道部員行きつけの食堂「ろばた焼 司」の店長・小林信之さんも、大学時代から村尾選手を応援している。村尾選手が斉藤立選手と対戦した全日本学生柔道優勝大会で優勝した後の祝勝会で店の名物、肉料理がふるまわれた。村尾選手が目指すのはロス五輪での金メダルの先にある高みだという。
住所: 神奈川県平塚市真田634−1