有明海の最も奥に位置する佐賀市東よか町。東よか干潟は単一の干潟としては国内有数の広さを誇る。東よか干潟はシチメンソウの貴重な群生地で、秋になると葉の色が緑から赤に変わることから「海の紅葉」と呼ばれる。泥質干潟にはカニやゴカイ、魚など小さな生き物が60種ほど暮らしている。この干潟には越冬のため秋頃に多くの鳥が飛来し、その数は5000羽以上で日本一の多さを誇る。一方、干潟の恵みを糧に体力を蓄え越冬地へ旅立つ鳥もいる。ここで冬を過ごす鳥や渡りの途中に立ち寄る鳥など、有明海に広がる佐賀県の東よか干潟は多くの鳥たちの命を支える豊穣の干潟だった。
