魚の切り身に潜むアニサキスを瞬時に殺虫できる機械は、2021年に開発されたプロトタイプでは手動で行う必要があり、時間が大幅にかかっていたという。しかし2年の月日を経て新たにベルトコンベア式の装置が完成し、1日に20万枚もの切り身を処理することが可能になったという。熊本大学はこの機械をより小型化し、安価に作製する研究を進めるため、クラウドファンディングで支援を募っているとのこと。目標額は400万円で、現在は100万円ほど集まっているという。現在殺虫できるのはアジのみだが、今後は様々な種類の魚や、アニサキス以外の寄生虫にもこの方法が有効か実験を重ねていくとしている。