アメリカのバイデン大統領の健康状態を懸念する声が上がる中、バイデン大統領の自宅などから機密文書が見つかった問題で動きがあった。捜索をしていた特別検察官は8日に報告書を公表。「バイデン氏の記憶力はかなり限定的だった」などと記憶力の低下を指摘した上でバイデン氏を刑事訴追しないと結論づける。バイデン大統領の事情聴取で副大統領の任期や自身の長男が亡くなった時期も思い出す事が出来なかったという。報告書の公表後には急遽会見を開き記憶力に問題はないと反論。ガザ情勢について言及する中でエジプトのシシ大統領をメキシコの大統領と良い間違えている。人名の言い間違いは他にもありフランスのマクロン大統領と1996年に死去されたミッテラン元大統領を混同。今月7日にはドイツのメルケル前首相を2017年に死去されたコール元首相と言い間違えていた。大統領選で再選を目指すバイデン氏に取って今回の言い間違いは痛手となる可能性がある。