新村さんの経済視点は「米中デカップリング」で、「これまでアメリカの経済行動とその他の国の経済の動きは似たような動きになっていた。ところが、ここにきて同じ動きをしなくなってきてる。中国は今デフレですけど、アメリカはそうでもない。それが何を意味するかというと、エネルギーの価格と工業金属の価格はほぼ同じような動きをしていた。ところが今エネルギーの価格は高くで、工業金属の価格は下がっている。そういう分析の考え方は変えていかなければいけない」などと話した。高島さんの経済視点は「構造的円安なのか?」で、「ドル円含めて市場価格はその時々の金融経済環境とか需給により強く影響される。先週のタカ派的なFOMCとサプライズをかいた日銀を考えると、当面はドル高円安的な環境が続くかなと考えている。需給面に関していうと、投資家さんの動きより輸出入企業のフローが重要かなと思っていて、貿易収支の改善によって円高要因が出てくるかなとみてきたが、最近は原油高の影響で日本の貿易収支が悪化しかねない状態になっているので、この部分は注意してみていきたいと思っている」と話した。