アメリカのトランプ政権は22日、不法移民を取り締まるためメキシコとの国境に新たに約1500人の兵士を派遣すると明らかにした。トランプ大統領は、就任当日の20日メキシコとの国境警備のため国家非常事態宣言し軍を派遣する大統領令に署名している。国防総省は22日、国境に新たに約1500人の兵士やヘリコプターを派遣し、国境警備にあてると発表した。国境警備の兵士の数は約4000人になり、トランプ氏の就任後60%増加したとしている。国境に接するカルフォルニア州やテキサス州で拘束されている、5000人以上の不法移民の強制送還を支援するため、軍用輸送機を提供すると発表した。ロイター通信によると、国境沿いのメキシコ側の町ではアメリカから強制送還される移民を一時収容するテントの設置が開始された。メキシコ政府は同様の施設を8都市に開設予定とのこと。