3年前の豪雨で氾濫した球磨川の治水対策として支流の川辺川に流水型ダムが設置される予定となっているが、これを巡り国は環境アセスメントと同様に流域環境への影響調査などを行う方針。これを前に国の委員会が熊本市で行われ、専門家などが出席している。委員会では工事で生じる環境への影響を巡り、予測結果の一部を示している。国は環境への影響について、ダム供用開始後の洪水調節で流れは変化するものの一定程度の対策でアユなどの餌となる藻類への影響は小さいとしている。専門家からは影響をより軽減させる対策を念頭においてほしいとの意見が聞かれた。