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「アララト山」 のテレビ露出情報

滋賀県長浜市の田園風景に立つ、一風変わったデザインの住宅。設計したのは建築家の遠藤秀平さん。波型の金属のデザインが遠藤さんの建築の特徴。現代建築家の1人として高く評価される遠藤さんは力を入れているプロジェクトは来年4月に開幕する2025年日本国際博覧会。160の国と地域が参加を表明していて、数十カ国は独自でパビリオンを建てるタイプAだという。東ヨーロッパの一国のアルメニアのパビリオンの設計を任されている。建設会社ち打ち合わせの日々で、遠藤さんは曲線が印象的なパビリオンをデザインし、使用する素材などで短い工期で建設できるという。
アルメニアは人口280万人で面積は北海道の3分の1程度と比較的小さな国。アルメニアを訪れた遠藤さんは聖なる山のアララト山を観に来たという遠藤さんが設計する大きな山なりはこの風景をイメージしたという。もう一つインスピレーションうけたのは教会。アルメニアは世界で最初にキリスト教を国教にした国として知られる。万博に独自パビリオンを作るのは初めてでその費用も高額に。担当大臣は並々ならぬ思いを語った。万博でなにを展示するかは国民にとっても関心があるという。アルメニアが万博に出展する理由は他にも。去年9月に隣国アゼルバイジャンと軍事衝突し、200人以上が亡くなった。長い間周辺国と緊張状態が続いているアルメニアは今後開かれた国になるために経済発展を目指している。平和や自由を臨むアルメニアの人々。国の威信をかけた1大プロジェクトだがその雲行きが怪しくなり始めた。
万博担当大臣にあって工事を進めるための契約を結ぶ予定だった遠藤さんは、突然会えないと連絡があった。大臣が突然解任されその理由はわかっていない。周囲の担当者も変化し、遠藤さんは話だけでもと経済省へ。和やかな話ができたという。新しい副大臣にプレゼンはできたが結局契約締結は延期に。遠藤さんはミッションを残したままアルメニアを後にした。また国内でも独自パビリオンを予定している国のうち3分の1は開幕に間に合わない恐れがあると業界内外から沸き立ち始めた。主な理由は資材価格と人件費の高騰。建設会社が決まっているアルメニアにもその波が押し寄せている。これまで一緒に取り組んできた建設会社が辞退することに。4月に始まる予定だった着工は白紙に。しかし遠藤さんは足を止めることはなく、代わりに駐車場建設を展開する会社がつてをたどりパビリオンの建設を請け負ってくれることに。
大阪・吹田市の万博記念公園にやってきた遠藤さん。1970年に大阪万博は行われたが子供だった遠藤さんの心に深く残る体験だったという。

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