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「アルガルベ(ポルトガル)」 のテレビ露出情報

きのう観光庁が発表した統計によると、訪日外国人の1-3月の消費額が1兆7,505億円にのぼった。これは過去最高額となる。後押ししているのが34年ぶりとなる歴史的な円安。外国人にとって日本への旅行・買い物はお得になっている一方、日本人にとっては家計への負担なども増加している。輸入牛肉の価格高騰が止まらずトマト関連のケチャップなどの商品は大きいもので2割ほど値上がりしたという。34年ぶりに1ドル=154円台まで下落した歴史的な円安。その影響で輸入商品が軒並み値上がりしている。一方、この円安を逆手に取り臨時収入を手にする人たちも。きょうのナゼナゼは「なぜ円安止まらない?どのように乗り切ればよいのか」。番組では円安に関する意見・疑問を募集中。
都内の百貨店ではいま円安の影響でプチバブル状態。それを後押ししているのが外国人観光客。先月、日本を訪れた外国人数は300万人を超え1カ月しては過去最高となった。日本では安く買えるのが魅力なようで、特選ブランドや婦人服を中心に免税売上高が進捗しているという。大手百貨店は軒並み好調で高島屋はインバウンドの売上高が過去最高に。松屋銀座も32年ぶりに過去最高の売上高を記録した。先日「世界で最も安い旅行先ランキング」が発表され、東京は4位だった。「リーズナブルなニッポン」で観光やショッピングを楽しむ外国人。一方で日本の消費者と店は悲鳴を上げている。東京・墨田区にある「ヌーベルバーグ」はアメリカ産の輸入肉を主に扱っているステーキ店だが、円安の影響を聞くとオーナーの清水さんは「本当にどうして良いか分からないような状況に追い込まれている。14年前から比べると仕入れ値で現在は3倍」と話す。販売価格にも影響が出ており、14年前の価格では300グラム=1,750円で提供していたが、現在は4,180円と2倍以上の値上げに。この値上げにより客足は明らかに遠ざかったという。
輸入による高い仕入れ価格に頭を悩ませる店は他にもある。「異常な状況」と訴えるのはチョコレートケーキやホットチョコレートなどすべての商品にカカオ豆を使用している都内の洋菓子店。ガーナなどから直接カカオ豆を仕入れているという。カカオ豆は円安に加え主要な産地の天候不良等により記録的な不作に陥っているという。安定した価格でのカカオの仕入れは見通せない状況だという。
もうすぐ始まるGW。海外旅行にも円安の影響が出ている。ハワイなど海外での食事代を含めた旅行費用が高くなっているため、旅行先を変える人もいるという。これまではハワイやヨーロッパが人気だったが、今年は韓国・台湾など日本から近くリーズナブルなアジア旅行が人気だそう。しかし円安の中、旅行を控える人たちのため新たにオトクなプランも作成しているという。現地での食事・アクティビティなどのプランを旅行前に予約することで割安で楽しむことができるという。一方、止まらぬ円安をチャンスに変えようという人もいる。円が値下がりしている今、ドルを円に両替する人が急増している。182ドルを両替した男性は予想以上の約2万8,000円に。4年前にワーキングホリデーで稼いだ985ドルを両替すると約15万円になったという。
他にも連日客が駆け込む店がある。ブランド品の買取店では円安の影響でブランド品の価格が上昇、それにより中古品も値上がりしている。去年の同じ時期に比べ、客数は1.5倍ほど増えているという。女性が持ち込んだのは叔母からもらったというシャネルのバッグとイヤリング・ブローチの3点。バッグには目に見える傷もあるが、3点合計で20万円の買い取り額を期待している。鑑定の結果はブローチが16万円など希望を大幅に上回る合計38万2,000円だった。さらに金製品を扱う店でも話を聞いた。金はドルで取引されているため、円安が進むほど国内の金の価格は上昇する。きのうの金の店頭販売価格は1グラム=1万3,099円と過去最高値を更新。今後さらに値段が上がると考え購入する人も増えているという。先行きの見通せない生活の不安。この円安はいつまで続くのか。

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