マレーシアを訪れている岸田総理大臣がアンワル首相と会談。岸田総理は「基本的な原則・価値を共有する日本とマレーシアは、良好な関係を築いてきた。2国間関係を深化させ人間の尊厳が守られる世界を確保すべく、ともに協力していきたい」と述べた。会談では海洋進出を強める中国を念頭に、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の重要性を共有する方針である。そして外務・防衛当局による対話を促進し、安全保障分野での連携強化を確認する見通しである。また投資環境の整備やエネルギーの安定供給といった、経済分野の協力を巡っても意見を交わすとしている。岸田総理は今回の訪問の成果を土台に、来月東京で開くASEANとの特別首脳会議を通じさらなる関係強化に繋げたい考えである。