去年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって23日で200日となる。ガザ地区ではイスラエル軍が撤収した病院で280人以上の遺体が見つかりイスラム諸国は戦争犯罪の疑いがあるとしてイスラエルを非難している。ガザ地区の保健当局はこれまでの死者は3万4183人と発表。南部ナセル病院でイスラエル軍撤退後住民らの遺体が見つかりロイター通信などは少なくとも283人が遺体で見つかったと伝えている。これについてOIC（イスラム協力機構）は22日声明で「イスラエル軍による虐殺で戦争犯罪の疑いがある」として国際刑事裁判所による捜査などを求めた。ガザ地区の人道支援を担っているUNRWA（国連パレスチナ難民救済事業機関）、一部職員が去年10月のハマスの攻撃に関与したとされる疑惑が出たことで検証を行ってきたグループは最終報告書を発表した。報告書では「イスラエルはUNRWAのかなりの数の職員がテロ組織のメンバーだと主張したが、これまでにイスラエルからはそれを裏付ける証拠が提供されていない」としている。10月のハマスによる攻撃をめぐりイスラエル軍で動き。22日情報部門トップを務めるハリバ諜報局長がハマスの攻撃を許した責任をとり辞任すると発表した。ネタニヤフ首相への風当たりもさらに強まることが予想される。