救出されたのはイラン領内で撃墜された米軍のF15戦闘機の乗組員。3日に撃墜されたあと乗組員2人のうち1人が行方不明になっていた。イラン側の人質となれば交渉のカードに使われるとの懸念が広がるなか、緊迫の捜索救助作戦の舞台裏が徐々に明らかになってきている。戦闘機が墜落したとみられるのはイランの内陸部。乗組員は拳銃しか武器を持たずに標高約2000mの山を上り岩の裂け目に身を潜めていたという。こうしたなかイラン側は市民に身柄確保の協力を呼びかけ、乗組員に迫ろうとする一方でアメリカ側は“米軍最強の部隊”と言われる特殊部隊「ネイビーシールズ」など約200人を投入。空からの捜索活動が行われたと見られている。その過程では捜索中の米軍機を撃ち落とそうとするイラン側の捜索部隊とみられる人の姿も。現場が緊迫するなかCIAは“乗組員を救出した”というおとり情報を流すなどしてイラン側を撹乱し、無事乗組員を救出することができたという。トランプ大統領が“奇跡的”成功を称えた今回の救出作戦。ただイラン側は5日、救出作戦に使われた米軍の複数の航空機を撃墜したと発表した。その現場とされる映像には焼け焦げたローターのようなものが。救出作戦に参加したとされる輸送機のローターと形が似ているようにも見える。ただアメリカ側は輸送機1機が故障したため自分たちで破壊したとイラン側の主張を否定している。トランプ大統領はSNSで今回の成果をアピールした約10分後、今度はイラン側をののしりホルムズ海峡の開放を迫った。イランとの交渉期限を度々延期してきたトランプ大統領。もともとはアメリカ東部時間6日・月曜日に設定されていたが、日本時間けさ、「火曜日 午後8時」という日時だけを投稿。当初の交渉期限を1日延期したものとみられている。こうしたなかアメリカとイランが戦闘終結に向け2段階の合意条件について協議しているとう報道が。第1段階は「45日間の停戦」で、その間に第2段階となる「恒久的な戦闘終結」について話し合われるという。この報道に先立ちイラン側はアメリカの要求に応じない姿勢を示していないとした。そのホルムズ海峡でここ数日、日本関係の船舶が次々と通過している。全て商船三井が関連している船だ。1隻目は3日前、液化天然ガスを積んだ船が初めて海峡を通過すると、おととい2隻目が通過。さらにきょう、3隻目の通過も確認された。日本とイランとの間で何か進展があったのか。高市首相はイラン首脳との電話会談に意欲を示した。ホルムズ海峡をめぐっては新たなルールの協議も進められているとアメリカメディアは報じている。話し合っているのはイランとオマーン。新たなルールとは海峡を通航する船に対しイランへの登録を義務付けること、「攻撃的でない国」という旗を掲げることに合意することなどが伝えられている。
