米国を訪問中の岸田総理大臣は日米豪印のクアッド首脳会合に出席し、首脳声明で新たに海底ケーブル防護への投資をすることを明らかにした。岸田首相は「我々を取り巻く安全保障環境はいっそう厳しさを増しており、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序が脅かされている」と発言。4か国を含む同志国が結束して対応することを呼びかけるなどクアッドの対中国抑止としての色合いが強まっている。首脳声明ではインターネット通信の命綱ともいえる海底ケーブルの防護を4か国で取り組んでいくことを新たに確認。クアッド首脳会合は3年前から毎年開催しているが11月の米国大統領選挙のあとも結束を維持していけるのかが焦点。