ロシアでは、きょう9月3日が日本に勝利したことを祝う記念日である。ロシア側で北方領土を管轄する、極東のサハリン州の中心都市ユジノサハリンスクで、記念の式典が行われ、軍や治安機関の当局者約500人がパレードした。サハリン州のリマレンコ知事も別の場所で演説し、「1945年8月、極東の兵士たちは、日本からこの土地を開放した。ロシアの国境は揺らがない。」と述べ、北方領土は第2次世界大戦の結果、ロシアの領土になったとする自国の立場を強調した。北方領土をめぐっては、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受け、日本が制裁を科したことにロシアが反発し、平和条約交渉を中断する意向を示している。先月、プーチン大統領は初めて択捉島を訪問し、実効支配を誇示するとともに、島々の経済発展に力を入れる姿勢を示していた。プーチン大統領はきょう、ウラジオストクで開かれている国際会議「東方経済フォーラム」で演説し、「北方領土を含む島々やウラジオストクの港などに、税制優遇措置が導入されている。」と述べた上で、「こうした措置のおかげで数兆ルーブルの投資を呼び込み、20万人の新たな雇用を生み出した。」と主張した。ロシアではウクライナ侵攻の長期化に伴って軍事費が増加し、ことし1月~7月までの財政赤字は6兆4500億ルーブル余(11兆円余)に上り、ロシアメディアによると同じ期間としては過去最大になった。プーチン大統領は、財政赤字を管理できると強調した。
