中国とロシアが主導する安全保障などの枠組み上海協力機構の首脳会議が中国・天津で開幕した。歓迎式では習近平国家主席が出迎え、ロシア・プーチン大統領、インド・モディ首相ら加盟国の他、約20か国の首脳らが出席した。開幕に先立ち習氏は各国と相次いで会談を行い、多国間協力や習氏が提唱の「運命共同体」を呼びかけた。アメリカファーストを掲げ、保護主義的政策を進めるトランプ大統領との違いを明確化して関係強化に繋げたい考え。3日には北京でプーチン氏や北朝鮮・金正恩総書記らが出席する大規模な軍事パレードが行われる予定で、中国としては一連の行事を通じ、欧米主導の世界体制への対抗姿勢と国際社会での存在感をアピールする狙い。