生活インフラから音楽ライブといったエンタメまで、水素が新たなエネルギー源として注目されている。使っても二酸化炭素を排出しない水素の利用技術で世界トップレベルを誇るのが日本。ただ、コスト面、持続可能性で課題はあり、いわば、製造方法で世界から遅れている。現在主流の水素では製造過程で二酸化炭素を排出してしまい、二酸化炭素を地中に埋めることで環境を保護するという方策もあるが限界がある。目下、期待されているのは太陽光、風力で使ったエネルギーで水を分解し、水素を発生させること。水素の利用方法で普及すると注目されるのは燃料電池。日本ではオイルショック以降、国を挙げて水素エンジン、燃料電池が研究が行われてきた。2009年、世界初の市販家庭用燃料電池、5年後には世界初の市販燃料電池車が発売された。政府は17年、水素基本戦略を打ち出している。
アメリカは税額控除といった優遇策を掲げ、EUも積極的な投資を促している。水素で作ったガスで調理するレストランがオープンし、日本企業が開発した水素エンジンバギーがダカール・ラリーに出場した。西宮伸幸氏は水素が普及した未来を見据える。
アメリカは税額控除といった優遇策を掲げ、EUも積極的な投資を促している。水素で作ったガスで調理するレストランがオープンし、日本企業が開発した水素エンジンバギーがダカール・ラリーに出場した。西宮伸幸氏は水素が普及した未来を見据える。