サウジアラビアが主導する石油輸出国機構とロシアなどの非加盟国が作るOPECプラスは今年6月の会合で競技が難航し、全体でのさらなる原油の減産には至っていないという。この会合でサウジアラビアは7月の1ヶ月間自主的に1日あたり100万バレルの追加減産を実施すると表明し、その後8月までの延長を明らかにした。サウジアラビアのエネルギー省は3日に自主的な減産を9月も行いさらなる延長・減産も可能だと発表。市場の動向によっては機関の延長だけでなく減産も辞さない姿勢を示唆した。国家の歳入の多くを石油に依存するサウジアラビアとしては、原油価格を下支えする狙いがあると見られている。