岩屋外務大臣は訪問先のフィリピンでマナロ外相と会談し、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて米国がトランプ政権に交代後も3か国の連携を維持強化していくことで一致した。両外相は中国も念頭に安全保障分野の協力強化が重要だとして日本が防衛装備品などを提供するOSA（政府安全保障能力強化支援）の枠組みによる支援を継続することや、今年マニラで外務次官級の戦略対話を開催することを確認した。これまでに米国を加えた3か国の協力が海洋や経済の安全保障分野で具体化していることを歓迎し、トランプ政権に代わった後も連携を維持強化していくことで一致した。さらに経済分野では洪水対策含むインフラ整備・気候変動対策など日本の強みを生かした協力を進めていくことを確認した。